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<本州へチェロの旅 ⑪・友 来訪 >

「本州へチェロの旅」、最後のコンサート(大震災チャリティ<481>)は、山元町の「坂元ふるさと おもだか館」で、1月18日の14:00から行われました。 コンサート前に震災遺構・中浜小学校へ見学に行き、その後、普門寺で1時間ぐらい練習しました。 この日も会場入りは開演1時間前。 やはり落ち着きません。 楽譜をそろえたり、譜面台を立てたり、CDをスーツケースから出したりしていると、お客さんが入場してきてステージで練...

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<本州へチェロの旅 ⑩・震災遺構 中浜小学校>

1月18日。 この日は6泊7日6公演の旅、最後の日。 午後のコンサート、大震災チャリティ<481>が終わったら、夜の便で札幌へ帰れる・・嬉しいな。 厳しいスケジュールでした。 ここまでよく身体がいうことを聞いてくれた。 ハードなことに耐えてくれた。 身体よ、ありがとう。 もうひと頑張りだぞ。菊地慎一郎さんがホテルグラードに、9:30に迎えに来てくださいました。 福島新地町から宮城山元町へ。山元町に入り、東日本...

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<本州へチェロの旅 ⑨・原発から25kmの町>

普門寺で練習を始めました。 調子がよくありません。 原因はすぐわかりました。 身体がやや前かがみの姿勢になっていました。 背筋を伸ばさないといけません。 それと右肘が下がり気味でした。 高音弦(A線)を弾く場合、脇をあけて肘を上げないと。 疲れているな。 疲れているから、身体が無意識に楽をしようとしている。 だから肘が下がるんだ。ダメだな、こんなことじゃ。 首を回したり、両手を肩から大きくぐるぐる...

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<本州へチェロの旅 ⑧・親切なお坊さん>

1月17日の午前、東日本大震災で犠牲になられた方々の霊に、追悼のチェロを弾いた懐かしの浜へ行き、そのあと、「じいたん子ども基金」がお手伝いをさせていただいて完成した、町の皆さんのための水洗トイレ建屋がある場所へ行きました。その場所には、「じいたんドーム」や「みんなのとしょかん」、「えほんかん」があります。 ※ えほんかん。※ みんなのとしょかん。※ 水洗トイレ建屋。※ 「えほんかん」に来る子どもたちの遊び場...

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<本州へチェロの旅 ⑦・震災が引き合わせてくれた友>

家を出て5日目。 宿泊したJR常磐線 新地駅前の「ホテルグラード」の周囲には何もありません。   震災前は駅の海側には集落があり、賑わっていたそう。 地震と津波の被害で、今は海側にも山側にも何もない只の空き地になってしまいました。 原発事故で帰還困難区域に指定され、未だに解除されない地域も。 他所に避難して故郷に帰ることが出来ない多くの人たち。 それなのに東日本大震災の復興を世界にアピールするんだ、と...

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は481回を数え、震災後、東北には18回訪れ、被災地でのコンサートは100回に及ぶ。
(2023年1月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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