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<大震災チャリティin土浦 その7 ”また行きたい、土浦へ”>

今回は小さな旅でしたが、それでも体力的な面では一抹の不安を感じていました。 日課にしている毎日の散歩で、足腰が弱ってきたな・・と感じたり、登り坂は緩やかなのに息切れしたりする日がありましたから。

しかし、足腰の衰えと息切れは、つくば市の友が贈ってくださった「もろみ酢」の効用で解決したし、CDや下着類などを入れたスーツケースは、出発前に宿泊先のホテルに宅急便で送り、パソコン持参もやめたので、これまでの旅と比べて移動は楽でした。 往路、茨城空港到着後、空港⇔市内、会場⇔ホテルの送迎をして下さったのも、とても助かりありがたいことでした。

清水悦子さん以外の方々とは初対面でしたが、皆さんのご親切に心が温まる思いでした。 また、若い音楽家たちとの共演も楽しかったのですが、 遠い過去を振り返り、自分の20歳代を思い起こすと、荒井玲奈さん、内山恭子さんのレベルの高さには感服し、お二人には白旗を上げなければならない、という思いです。 素晴らしいです、お二人とも。 共演してくれて、ありがとう。

帰宅後は清水悦子さんから度々メールが着信し、近藤信子校長先生からは電話がありました。

メールの1部です。

《会う人会う人みんなが駆け寄って来て  「良かったー!」  「温かいコンサートでしたね」  「心に染み渡りました」  子どもたちも 「短すぎ、もっと聴きたかった」 等々言っています。》

近藤先生は、お疲れでしたでしょう・・と、おっしゃるので、疲れたけど、もう回復しました。 この調子なら当分の間チェロが弾けそうです・・と言うと、じゃぁ10年ぐらいは大丈夫ですね・・と、笑っておられました。  早いうちにまたやりましょう、とのことで嬉しくなりました。

※ <466><467> を合わせた募金額は、¥242,991でした。 皆さまのご厚情に心より感謝申し上げます。 ありがとうございました。

以下は、ヴァイオリニスト、内山恭子さんのブログ【内山恭子 音楽とヴァイオリンと】の1部です。 検索していただけたら幸甚でございます。

タイトル名:思いは「込める」のではなく「宿る」

・・・被災地に足を運び、被災者の声に直接耳を傾けてこられた土田さんのお話は胸に刺さりました。・・・

・・・「寄り添う」と「絆」という言葉はもう聞きたくない、という被災者の声。・・・

・・・ただ、土田さんの言葉は一つひとつ血が通っていました。久々に人の体温を感じる言葉に触れました。・・・ 

1636791929538,

大震災チャリティin土浦  おわり

 3月11日に、札幌市内にある北海道演劇財団所有の小劇場「シアターZOO」で行われた「第464回 東日本大震災復興支援 無観客チャリティコンサート」の動画を配信中です。 

動画はこちらです。 ☞  https://youtu.be/gtQXuddBmTE  ・・・こちらもよろしくお願いいたします。  

                  ・・・・・   ・・・・・   ・・・・・   ・・・・・

         東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

(2012年12月10日)

【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

                                  北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 

コメント

ありがとうございました

先日はご一緒出来て嬉しかったです。どうもありがとうございました。

土田さんのお話、演奏、共演させて頂いたこと、全てが貴重な経験となりました。

全7回のブログも、毎回更新を楽しみに拝読しました。またこちらのブログもご紹介下さり、本当にありがとうございます。

シューベルトは録音を聴き返しますと、自分の演奏に関して思うところだらけですが、、それはまた次回、共演させて頂く時までの宿題ということで、より一層精進いたします。

土田さんの今後のご活動も、ブログを通して拝読、拝見します。
伺ったお話や震災の記憶を心に留め、また考えながら、演奏を続けていきたいと思います。

寒さが厳しくなってきました。くれぐれもご自愛下さい。またお目にかかる日を楽しみにしております。長々と失礼いたしました。

こちらこそ感謝です。

幸せな2日間でした。ヴァイオリンの音色はやわらかくて美しく、とてもよかったですよ。 内山さんも、玲奈さんも素晴らしく、自分の若い頃の演奏を思い起こすと、お二人の演奏には脱帽です。
音楽家は一生が勉強なので、自身の課題に取り組む姿勢を忘れずに常に前を向いて進んでください。
またお会いできるのを楽しみにしています。

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は501回を数え、震災後、東北には22回訪れ、被災地でのコンサートは111回に及ぶ。
(2024年3月現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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