<山元町で東日本大震災追悼行事 ⑧ 復興へは遠い道のり>
- 2023/03/28
- 21:22

双葉町で。 町に数台しかないタクシーは、すべて予約済みで利用できませんでした。 仕方がない。 帰りの電車の時間まで町の中を歩くことにしました。 駅から海岸までの間には国道6号線が通っていますが、津波は国道まで到達し、その先は駅を含めて津波の被害はありませんでした。地震で損壊した駅舎は建て直して立派になりましたが、駅前の商店やガソリンスタンドなど、地震の被害はひどく、復興へは遠い道のりで悲しくなりま...
<山元町の東日本大震災追悼行事 ⑦ 特急停車の無人駅>
- 2023/03/25
- 20:58

新地駅から相馬駅まで鈍行列車で。 そこで特急列車に乗り換えて双葉駅へ。 特急券はないままで乗り換えましたが、双葉駅に着くまで車掌さんの検札はありませんでした。 新地から双葉までは、乗り換えの待ち時間を含めて1時間7分でした。※ 品川⇔仙台間が全線復旧し開通したと言っても、双葉駅は一車線でした。双葉駅の改札口には駅員が誰もいませんでした。 特急料金を支払わないといけません。 精算所はどこにあるのかな。 ...
<山元町で東日本大震災追悼行事 ⑥ 新地駅の切符売場で>
- 2023/03/23
- 12:07
3.11に山元町の町民による追悼行事に参加した翌朝、チェロはホテルに預けて、東京電力福島第一原発がある双葉町へ行きました。 以前、釜石市と浪江町でタクシー運転手さんと相談し、1万円ぐらいで町内各所の案内をお願いしたことがありました。地元の運転手さんですから、被災してから復興途上にある状況をよくご存じで、運転しながらガイド役になってくれ、説明付きで町内の各所を訪れることができて、有意義な体験でした。ネッ...
<山元町で東日本大震災追悼行事 ⑤ 薄れたコロナ意識>
- 2023/03/21
- 21:30

3月11日の山元町は、昼間の暖かさから一転して、夜になると急激に気温が下がりました。 午前中、「みんなのとしょかん」で練習した時は、暖房は必要なく、窓を開けて練習したぐらいの暖かさでしたが。小生が住む札幌の冬、マイナス気温の中を散歩するのは当たり前になっていて、気温が0℃の日は暖かく感じるのですが、この日の山元町の夜は11℃。 それがとても寒く感じたのは、昼間がとても暖かく、寒暖の差が大きかったからなの...
<山元町で東日本大震災追悼行事 ➃ ローソクは千葉の葬儀屋から>
- 2023/03/20
- 21:03

浜へ行き、堤防の上で鎮魂のチェロを弾いたあと、夜の法要が行われる場所に皆で移動しました。 その場所は、「じいたんドーム」や「みんなのとしょかん」などがある広場です。地面に置かれた数百本の竹筒にはローソクが立てられ、17時になったら点灯することになっていました。 この作業は町民の頑張りだけではなく、「国際学生ボランティアIVUSA」の働きがあったからこそだと思います。「IVUSA」は、1993年に設立されたNPO団体...