現在の人口約12,000人の町、山元町。 東日本大震災以後、若い人たちの多くが町を出て人口が減少しました。
町の人のお話では、遅い復興にしびれを切らして若者たちは、町を出て行ってしまったそうです。
町に残った多くは高齢者。 復興に向けて先頭に立って頑張るお爺さん7人。 このグループを《G7》と呼び、お婆さん10人のグループを《バーテン》と呼んでいるそうです。
さて、12月12日の14:00から、G7とバーテンの町の 「じいたんドーム」 で東日本大震災復興支援チャリティ<461>が行われました。
「じいたんドーム」 は、皆さまからお預かりしたお金、 「じいたん子ども基金」 が支援し、復興を目指して先頭に立つ町の有志たちの努力で造られた、ビニールと木材を使用した集会所です。
2019年6月27日に訪れた時の写真。
6月27日、大震災復興支援チャリティ<442>にお集まりくださった山元町の人たち。 左から2人目は普門寺の住職、坂野さん。
公的な建物をすべて津波で失い、何もないところに造られた集会所 「じいたんドーム」 。
建物に鍵はなし。 町民が何時でも自由に出入りができ、利用も無料。 利用希望者はドーム内に貼ってある申込表に日時と催し物名、利用責任者の名前を記入すればそれでOKです。
数年前、彼等は集会所内に簡素な炊事場を作りました。 簡素な集会所に簡素な炊事場。 彼等がこの集会所に如何に愛着を感じて大切に利用しているかを、うかがい知ることができます。
クラビノーバも 「じいたん子ども基金」 の支援です。
<461>で、はっちゃんは、お得意の弾き語り3曲を披露し、拍手大喝采を浴びました。
無施錠の会場にクラビノーバは置けないと、普段は近くのお寺、 「普門寺」 で保管し、何かのイベントで使う時だけこの会場に運ぶそうです。
つづく。
東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660
ご支援、よろしくお願い申し上げます。