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<パンドラの箱>

「富良野チャリティウォーク実行委員会」 が毎年夏に開催している、福島の親子のための 「富良野親子保養合宿」 

保養とは、放射能の心身への影響を低減させるために、環境のよいところで一定期間過ごすことです。 (富良野チャリティウォーク実行委員会広報より)

昨年の保養合宿 (2019年8月1日~9日、フェリー泊を含む) の報告書の1部をご紹介させて頂きます。

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《富良野の森のキノコにも、微量ですがチェルノブイリ由来の放射能が含まれていると、先日、森のキノコを毎年計測している方から伺いました。 2011年の事故から8年経ちました。 もう8年も経ったのだから、そろそろいいのでは、という声も聞かれます。》

《けれども森林の除染は手付かずで、避難解除になった飯館村の松ぼっくりは、2019年の計測でキロ6606ベクレル。 (いわき放射能市民測定室・たらちね、2019年9月23日)》

《1トンもの除染土をつめた黒いビニール袋、フレコンバッグが、各地に積みあがっていますが、耐用年数3~5年とのこと。》

《9月26日には、原子炉建屋地下の汚染水は、3シーベルトと北海道新聞で報道されました。   ミリもマイクロもつかないシーベルト、人は、3シーベルトのところにいると、30日以内に50%が亡くなり、7シーベルトで100%死亡します。》

《そして、事故を起こした原発では、今でも毎時1000万ベクレルの放出が続いているとのこと。 (地図から消される街 青木美希 著より)》

《放出された放射能が元の状態にもどるには、総体すると約2000年かかるとのこと。 キリスト生誕から現在までと同じ長さです。 それぞれの核種によって違いますが、セシウム137や、ストロンチウム90は数百年、プルトニウムは数十万年、セシウム135は数千万年も放射線を出し続けるそうです。 (放射能と人体 落合栄一郎 著より)》

《私たちの世代は、パンドラの箱を開けてしまいました。 次世代の子どもたちには何の責任もありません。 私たちは、富良野でもどこでも、子どもたちが自然の中でのびのびと遊んで、心も体も健やかに成長してほしいと願っています。》

✩✩ 実行委員会の皆さん、お疲れさまでした。 片時も休む間もなく、汗だくになって働いているお姿に接し、心を打たれました。 応援するとか、心を寄せるとか、口にするのはたやすいけれど、それを行動で示す皆さんは立派だと思いました。

富良野の皆さんは、震災で被災して困っている人たちに、手を差し伸べるということがどういうことなのかを教えてくださいました。

ありがとう、よろしければ今年も合宿所へチェロを弾きに行きますよ。

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よろしくお願い申し上げます。

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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