<桑名の文蛤(はまぐり)新聞>
- 2020/01/27
- 18:46
「福島の子どもたちを三重へ」 プロジェクト実行委員会から、 THANKS AND REPORT プロジェクト報告 / ご支援ご協力のお礼・・が届きました。
昨年の8月16日~24日、8泊9日の日程で行われた、 「第8回 福島の子どもたちのための保養キャンプ」 の報告書です。
参加者は福島市12名・本宮市8名・いわき市7名・郡山市10名・須賀川市10名、計47名で、うち、未就学児1名・小学生22名・中学生8名・高校生4名・保護者12名でした。
参加者47名は過去最多だそうです。
以下は、プロジェクト実行委員会が発行している 「文蛤新聞」 より、 「真宗大谷派 宇多山 源慶寺住職」 落合芳徳さんの寄稿の1部です。
《「福島の子どもたちを三重へ」 プロジェクト実行委員会では、毎年希望者に採血と超音波による甲状腺検査を実施しています。 昨年は8月22日に四日市市の三重県立総合医療センターで行われ、7名の子どもと若い母親3名が受診しました。》
深読 なぜ三重県まで来て甲状腺検査をするのか
《福島県では原発事故発生時、県内在住で18歳以下の者を対象に甲状腺検査を実施している。 20歳までは2年に一度、20歳を超えると5年に一度検査を受けることができる。》
《しかし、小さな子を持つ多くの親は、” 2年に一度 ” という検査の在り方に疑問や不安を感じている。 ” せめて年に一度検査を受けさせたい ” という声をよく耳にする。》
《また、対象となる子どもの数が膨大なため、検査結果や診断内容を医師から聞くことができず、安心できないと感じている人も多い。 親としての不安な思いを聞いてもらうことすら叶わない。 そもそも、膨大な甲状腺超音波画像を、本当にひとつひとつ正確に診ているのか、という疑念を持つ人さえいる。》
《 「福島の子どもたちを三重へ」 プロジェクトでは、参加者のこのような 「不安」 に応え、2013年以降毎年希望者に甲状腺検査を行なっている。 付き添いの保護者は、医師の説明を受けて不安に思う事を率直に聞き、医者は十分な時間をかけて丁寧に話をする。 至極当たり前のことと言えよう。》
《福島県は10月7日の第36回県民健康検査検討委員会で、東京電力福島第一原発事故の発生時に、18歳以下だった県民を対象とする検査で、甲状腺がんと診断された人が6月末時点で累計174人になったと報告した。 がんの疑いも含めると231人 (うち1名は良性) となった。》
✩✩ 福島の子どもたちの被ばくの低減や、抵抗力をつけることを目的とした保養キャンプは、全国各地で行われていますが、保養プログラムのなかに甲状腺検査を取り入れているところは僅かなようです。
「じいたん子ども基金」 は、2018年に皆さまからお預かりしたお金から¥200,000を甲状腺検査費用として、三重プロジェクトへ寄付をさせて頂きましたが、2019年の収支報告では、10名受診して検査費は¥138,562となっています。 2018年、19年を合わせると、¥200,000を超えていると思われます。
三重プロジェクトは、震災の年に生まれた子どもが成人するまで活動を続けるそうです。 今夏の検査費用も寄付をしたいと思っています。 そのためにはチャリティコンサートを行わなければなりません。
チャリティコンサートをやらせてください。 どんな会場でもよいです。 謝礼、交通費は不要です。宿泊が必要なところなら宿泊費は自分で負担します。 お願いします。 どうか、やらせてください。