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<山元町トイレ建設工事便り 10>

山元町の菊地慎一郎さんから、完成間近になったトイレ建設工事便りが届きました。

《・・・ トイレ建設あと少しです。 内装工事、電気工事、足場解体も終わりました。 あとはトイレ設備の設置でほぼ完成です。 トイレにしては立派な建屋ができました。 ただ、年度末にかかり、全て完成は2月中旬になるのではと思っています。》

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✩✩ 建築会社3社から出された建築費用の見積額は、当初、予想した額の倍以上で、それを知った時、山元町の人たちはがっかりして諦めムードでした。 小生は、オレが頑張るから諦めるな、と、彼らを励まし、チャリティコンサートの開催をお願いしたり、募金の呼びかけなど支援をお願いし続けました。

山元町の彼らは小生の励ましに応えてくれました。 少しでも経費が安くなるように、と、大工さんの日当、1日¥15,000を削るために、自分たちでできることは自分たちでやる・・と言い、基礎工事などをやってくれました。 先頭に立って働いたのは72歳の高齢者。 彼は屋根に登って貼り付けまでやりました。

大地震と大津波によって、何もかも失ってしまった山元町の人たち。 震災から9年になろうとしている今も復興半ばです。

山元町の友よ! 多目的集会所として簡素なビニールハウスを大切に使い、衛生的ではない仮設トイレで9年もよく我慢したな。 でも、やっと水洗トイレができたぞ!

よかったなぁ、おめでとう! 

このブログでご報告させて頂いておりますように、チャリティコンサート会場での募金と、基金の口座にお振り込みくださった皆さまのご厚志で、昨年11月に見積額に達することができました。

町の人たちは、手を差し伸べてくださった皆さま方のご厚情に感謝しながら、末永く大切に使ってくださるでしょう。

多くの温かな優しい心をお持ちの皆さま。 ご厚情に心より感謝申し上げます。 ありがとうございました。

           東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

(2012年12月10日)

【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660

ご支援、よろしくお願い申し上げます。


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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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