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<3/11の追悼演奏取り止め 山元町 & 甲状腺がん検査費用支援 三重へ>

☆☆ 東日本大震災9年となる2020/3/11に、宮城県亘理郡山元町で行われる追悼行事の中での小生の追悼演奏は、昨日、山元町の菊地慎一郎さんと電話で話し合い、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、取り止めることになりました。


追悼行事に全国各地から参加するボランティア学生約150名には、参加自粛を伝え、参加者は数名になったとのことです。


☆☆ 昨年8月に、山元町に水洗トイレ建設支援を決め、その後、建設費用を捻出するために福島の子どもたち関連の支援をご無沙汰していましたが、昨日5回目の支払いで、水洗トイレ建屋の建設費は完済しましたので、甲状腺がん検査費用として 「福島の子どもたちを三重へ」プロジェクト実行委員会へ¥150,000を送金しました。


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原発事故後に各地で行われている 「福島の子どもたちのための保養キャンプ」  保養とは・・放射能の心身への影響を低減させるために、環境のよいところで一定期間過ごすこと、また子どもたちに抵抗力や免疫力を高めるのが目的です。


全国各地には一時200ヵ所を超える 「福島の子どもたちのための保養キャンプ」 の組織がありました。

しかし、多くの組織の中で甲状腺がん検査を実施しているところは少ないようです。


三重のプロジェクト実行委員会では、四日市市の三重県立総合医療センターで、毎年希望者に採血と超音波(エコー)による甲状腺がん検査を実施しています。


昨年の保養では、7名の子どもと3名の若い母親が受診しました。 受診した子どもの中には、毎年保養期間中に検査を受け、結節(しこり)や水がたまった状態の嚢胞(のうほう)の数や大きさなどの経過観察を継続している者もいるそうです。


昨年の検査費は¥138,562、2018年に¥200,000を支援させていただきましたが、今回の支援は検査費の支援としては2度目です。 今後も可能な限り子どもたちのために支援を続けていきたいと思います。

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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