見えざる、聞こえざる、匂わざる難敵、新型肺炎コロナウイルス。 猛威を振るう此奴のせいで、今月3回予定されていた東日本大震災復興支援チャリティコンサートのうち、2回は中止になり、北海道空知郡南幌町のお寺、 「誓松寺」 でのチャリティも秋に延期になりました。
何としてもやりたかったのは、震災で犠牲になった633人の霊を慰める追悼のチェロ演奏でしたが。 ところは宮城県の海に面した人口1万2~3千人の小さな町、福島県との県境に近い山元町。
新聞報道でも、テレビのニュース番組でも、BSTVの討論番組を見ても、化け物の猛威は震災9年になる3月11日までにとても収まる気配はありません。 山元町の友人と電話で話し合い、追悼行事に参加することを辞退せざるを得ませんでした。
その結果、3月~4月のスケジュールノートは一面雪野原。 いえ、何もないから真っ白という意味です。 1月~2月はチェロを弾く機会がチョコチョコありましたが、チャリティコンサートは1度もなく、これで今年になって来月もなければ4ヵ月でゼロ回になりました。
2011年3月29日に第1回の大震災復興支援チャリティコンサートをやって以来、これ、勿論初めての事です。 これから先の支援、どうしよう。 現在 「じいたん子ども基金」 の残高は¥382,461。
手弁当で福島の子どもたちのための保養キャンプを実施している、失礼ながらお金が豊かではない団体、4~5ヵ所と、福島県内のこども食堂に応援を続けよう。 南幌保養キャンプの手製の質素なチラシを見ると泣けてきますぞ。 唄を歌う箏奏者、大西直子さん、《どんなところでも構いません。 チャリティコンサートをやらせてください。 謝礼も交通費もいりませんから》って。
彼女のその姿に心を動かされた人たちがボランティア スタッフとなり、彼女を支え、キャンプを支えています。 それを知ったら応援せずにいられない、無関心ではいられませんって。 この人たち、例え月に¥1,000の寄付だって喜んでくれます。
化け物が退散したら、きっと全国各地の皆さんがチャリティコンサートを計画してお声をかけて下さる。 じいたんはそれを信じて待とう。
今はじっと我慢の時、忍耐の時。 我慢すること、耐え忍ぶことは人生をやっていく上で大切なことだ。 頑張ろう!