先月、 「福島の子どもたちを三重へプロジェクト実行委員会」 へ、甲状腺検査費用として¥150,000を支援させて頂きましたが、昨日、会計担当の四日市市 法蔵寺の鈴木勘吾さんからお手紙と領収書を頂戴致しました。
鈴木勘吾さんとは2度お会いしたことがあります。 初めてお会いしたのは一昨年の8月、桑名市桑名別院で、福島から保養キャンプで来ていた子どもたちにチェロを弾きに行った時でした。
2度目は昨年3月で、四日市市の 「大師の寺」 の本堂で大震災復興支援チャリティコンサートが行われた時、勘吾さんは客席で最後まで聴いてくださいました。
支援させて頂く度に送られてくる領収書には、必ず温かなお手紙が添えられています。 素敵なお手紙は、書く人の心の中にあるものが文章になり、書く人のお人柄が表れるものですね。 小生、この御仁の手紙からは、飾り気のない、ありのままのお気持ちが伝わってきて、いつも感動します。 このお坊さんを見習わなければいけないな、と思います。
3月2日付けのお手紙の1部をご紹介させていただきます。
《・・・ 三重は暖冬の影響か梅の花が満開に咲いています。 北海道はやっと雪が降り、観光業関係者が一息ついたのもつかの間、新型コロナウイルスの影響で観光客が見られない様子がTVから見られます。 コンサート&募金活動にも支障が出ることと拝察いたします。》
《そんな中、 「甲状腺検査」 費用をご寄付いただきましてありがとうございます。 今年も三重の地で福島の子ども AND 引率の保護者の方々と共に、たくさん食べ、元気に遊び、三重を満喫してほしいと思います。》
《・・中略・・ 2012年、小学3年生だった時から毎年参加している女の子6名のうち3名が、昨年は高校生になりスタッフとして参加してくれました。 今では大人のスタッフのお手伝い、小さな参加者への気遣い、最後は疲れ果てた私ら本部の人間を励ましてくれました。》
・あるスタッフ 「なかなか遊ぶ企画が上手くいかずにすまんね」 と言うたら、
・高一スタッフ 「私たちは三重のみんなに逢いに来てるから気にしないで」 と。
《私たちがこの保養計画をいろいろ企画を考え、スタッフの人数確保、寄付の依頼など目まぐるしい思いもこの一言で癒されました。 涙が出ました。 こちらが励まされ元気を貰いました。》
《あの子たちに会いたい。 あの笑顔に会いたい。 この思いが 「福島の子どもたちを三重へプロジェクト」 の原動力になっていると感じた私でした。》
※ 桑名別院のお座敷でチェロを弾いた後、福島の子どもたちらと。 2018年8月
《PS 2019年4月より、実姉の息子が江別の酪農大へ通っています。 「牛」 が好きなので・・というバスケット少年です。》
☆☆ ” 勘吾さん、いつもお手紙ありがとうございます。 私は江別市の酪農学園大学の近くに住んでいます。 酪農大は家から車で5分なんですよ。 札幌から旭川方面に向かう国道12号線沿いにあり、車で通ると、放牧された牛たちがのんびりしているのが見えるんですよ。”
小生は勘吾さんのお手紙を読んで、三重に来る福島の子どもたちや、三重県全市のお坊さん、ボランティアのおばさんたちのために、またチェロを弾きに桑名へ行きたくなりました。