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涙した女性記者 心の復興は永遠にないのか・・

ピアニスト、北矢由美さんが古川に到着した翌朝、北矢さんと一緒に10:00にホテルを出て、<443>のコンサート会場、「吉野作造記念館ホール」 へ向かいました。


ステージ上のチェロとピアノの位置を決めるのに20分ほどかかりましたが、リハーサルが始まるとスイスイ進んでいきました。

一流のアンサンブル ピアニスト、北矢由美さん。 国内外でソロリサイタルを何度も経験しているだけあって、豊かな音楽性、優れたテクニック、アンサンブルのセンスも大したものです。

伴奏者はソリストに追従するだけでなく、時にはソリストをリードしなければなりませんが、彼女は心得たもの。 彼女が持っているものは天性のものかもしれません。


リハーサルは1時間ぐらいで終わりましたが、小生は会場の端っこへ行き、気が散らないように壁に向かって基本練習をしてから昼食にしました。

主催者が連れていってくださったのは会場近くのハンバーグレストラン。

その名は 「作造ハンバーグの店 竹乃也」 

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定食のハンバーグは2個。 おいしくてペロリと平らげました。

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演奏旅行は重労働。 相当な体力が必要です。 高齢になっても活動を続けられるのは、よく食べるのと、適量の酒を飲みよく眠るからなのでしょう。

食事を終え、会場に戻ると 「大崎ケーブルテレビ」 の取材がありました。 お2人の女性記者のうち お1人は、小生の話を聞いて涙を流していました。 東日本大震災で被災された方なのでしょうか。 震災で負った深い心の傷は癒えることがないのか・・と思うと、お気の毒でなりません。 心の復興の難しさを考えさせられました。

大崎ケーブルテレビのフェイスブック記事

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つづく。

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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