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<政策転換>

5月16日に札幌市手稲区の「玄米ごはん カフェ JoJo」で開催が予定されていた、東日本大震災復興支援チャリティコンサート<463>は、中止にすることになりました。


全国各地で支援コンサートを9年間続けていて、春と秋に年2回開催してくださるのはここだけ。 グランドピアノがあり、30席で満席になるこじんまりとした素敵な空間で、小生は、ここでチェロが弾けるのが嬉しく、いつも楽しみにしていました。


店主のせっちゃん(山崎節子さん)は、震災などで被災した困っている人に心を寄せ、手を差し伸べる優しい素敵な女性です。 


お話を伺うと、コロナウイルス感染で緊急事態宣言が出てから、来店客はめっきり減ったそうです。 息子さんとお二人で経営しているこの店ですが、今後は予約弁当やピザのテイクアウトを始めようかと、息子さんと相談しているそうです。


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また、「予約制カフェレストラン・セレクトショップ Lakura」を経営するはっちゃん(鳥居はゆきさん)は、5月末まで一旦店を閉めることにしたそうです。


4486, 


そんな時、国の新型コロナウイルス対策で、「減収世帯に対象を絞って30万円給付案」が「国民に一律1人10万円給付」に方針転換されました。


飲食店の経営も様々なのでしょうが、失礼ながら自転車操業の店も多いと聞いています。  小生のようにコロナウイルス感染に関係なく定収入がある年金受給者と、資金をやりくりして回転させ、かろうじて操業する不安定な経営者が、コロナで更なる打撃を受けている。


これを一緒くたにして国民に一律1人10万円給付というのは政策として正しいのでしょうか。 麻生大臣は手を挙げた者、要望があった者だけに給付するとおっしゃいます。 政策に賛成出来なければ手を挙げなければよい・・ということでしょうか。


しかし、そうすると手を挙げなかった人の10万円はどこにいき、どう使われるのかわかりません。


小生は手を挙げることにしました。 そしてその10万円は寿司屋さんの出前や、予約弁当、テイクアウトで活路を見いだそうと頑張る店のために使わせて頂こうと思います。

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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