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<相次ぐ公演中止>

6月14日に「当別町レンガ倉庫」で開催予定の東日本大震災復興支援チャリティコンサート<464>は中止になり、8月に予定されていた「福島の子どもたちを南幌に招待する会」主催の保養キャンプも中止が決まりました。


《先の日曜日、コロナ緊急事態宣言の最中ではありましたが、窓を開け放ち、襖も外して三つの部屋をつなげた状態にして、我が家でひっそりと南幌会議を持ちました。》


《新型コロナウイルス第2波第3波の先が見えない、ワクチンがないまま子どもたちの命を預かることは難しい。 スタッフや支援者、福島学童クラブからの ”今年のキャンプはどうなるの?” のご心配や期待や、定まらないお気持ちに対して、もう答えを出さなければ・・と、参加者一致で中止が決まりました。》 会長の大西直子さんからのお手紙です。


中略・・・《そしてご相談です。 今年のチャリティコンサートや保養キャンプの実施が無くなり、それによって南幌キャンプでは本年のおもだった出費がなくなりました。 私どもの会議や事務支出は、今の残金で何とかなりそうです。》


《今年2月から4月まで「じいたん子ども基金」からお送り頂いた支援金はお戻しして、英順さんから必要としている所へ分配いただけたらと考えます。 差し迫ったところで使っていただいた方が、皆様からの支援のお金やお気持ちが生きることにつながると思われます。  ご検討をお願い致します。》


自分のことだけでなく、他へも思いを馳せる善良な人たち。 南幌キャンプのスタッフの皆さんは、本当に素敵な心温まる人たちです。 小生は彼らのお気持ちを尊重し、戻してくださるお金は福島県内で支援を必要としている「こども食堂」の支援に回そうと思います。


”大西さん、スタッフの皆さん、今年は皆さんにも、福島の子どもたちにも会えなくて残念だけど、どうか、この機会に身も心もゆっくり休めてくださいね。 だって皆さん、あまりにも大変だもの。 来年は開催できますように。 支援・応援続けるよ。 コロナが終息したら、チャリティコンサートをたくさんやるからね。”



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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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