<子ども食堂に備蓄米>
- 2020/06/14
- 14:05
貧困世帯の子どもたち。 親が共働きで、1人で食事をせざるを得ない子どもたち。
この子らに無料や安価で食事を提供する「こども食堂」が全国各地で運営されています。
そこへ定められた日時に子どもらが集まることで、一緒に食べるだけでなく、宿題をやったり遊んだり居場所づくりにも一役買っています。
運営しているのはNPO法人や地域の人々。
場所は個人の自宅だったり、公民館や集会所など、公の施設だったり様々です。
現在、北海道には110ヵ所以上あり、全国では昨年の6月の時点で3718ヵ所で行われています。(北海道新聞)
小生が支援しているのは、道内約110ヵ所のうちのひとつ、札幌市内の「こども食堂・ぽんぽこ」へ、毎月ささやかな気持ちだけのお金を、近くにお住いの知人に頼んで届けて貰っています。
年配のご夫妻がお二人で経営している「札幌軒」という小さなラーメン屋さんですが、その娘さんが毎週、店の定休日、木曜日の夕方から子どもたちに声をかけ、食べさせ遊ばせています。
その娘さん、《うちの子も、いつ、この子たちのようになるかわかりません。
だから自分が今できることをやっているのです。》
ほか、支援先は福島市の「いのせんひろば」と、須賀川市の「わらりら・ココヨリ」へ。
東日本大震災の被災地であることから、ここへは皆さまからお預かりしているお金「じいたん子ども基金」から送金しています。
先日、須賀川市の「みんなの食堂、わらりら・ココヨリ」代表の熊田ひろみさんからお便りを頂きました。
熊田さんは、活動の様子を頻繫にお知らせくださるのでありがたいことです。
そしてニュースです。
新型コロナウイルス感染拡大で外食での消費が落ち込み、米の余剰感が強まっているそうです。
また、臨時休校期間中、給食が停止し、「こども食堂」のニーズが高まったと判断し、農林水産省が「こども食堂」に政府備蓄米を無償提供する方針を決めました。
運営者が申し込めば、約1~2ヵ月後に各地の保管倉庫で引き渡せるそうです。 無償提供の問い合わせは農水省穀物課で受け付けています。(北海道新聞 6月13日夕刊 14日朝刊)
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東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660