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<旅の酒>

先日、宮城県亘理郡山元町の友、菊地慎一郎さんと電話で話しました。 小さな田舎町だからね、コロナウイルス感染、クラスターが起きたら困るし、主催した人間は何を言われるかわからんから、予定していたイベントは全部取り止めにしたよ・・とのことでした。


そう、それ正解だと思う、オレ、今年のチャリティコンサートは全部中止になった・・ 長いけどね、我慢の時はまだ続くと思っているよ・・ と言いました。


写真:山元町の「じいたんドーム」で。 鳥居はゆきさんのピアノ弾き語り。 2019年12月

「じいたんドーム」の建設も、KAWAIのクラビノーバも、皆さまからお預かりしているお金、「じいたん子ども基金」から寄付をさせて頂きました。


終演後は翌日の公演地、いわきへ移動して、はっちゃんと一杯やりました。

   

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この小さな町では、東日本大震災後、6回もコンサートをやっているのに、一度も酒を飲んだことがありません。 わが友、菊地さんも、仲が良いおしゃべりなお坊さんも下戸だし、町にはホテルも旅館もないので、コンサートが終わると酒が飲める次の公演地へ移動するからです。


酒! 特に旅の酒はいいなぁ。 大体どの地域にも地酒がありますしね。 山元町でコンサートが終ったら、ある時は仙台へ、ある時は古川へ、福島へ行ったことも、いわきへ行って一杯やったこともあったなぁ。


初めての町で苦労するのは禁煙の店を見つけることです。 毒ガスのような煙草の悪臭の中で、酒や料理や会話を楽しめるもんじゃありません。 楽しいどころか苦痛ですもん。


その点、全面禁煙の店を容易く見つけることが出来たのは、福島駅西口と東口でした。 


西口は東北新幹線口ですが、回転寿司と、とんかつ屋さんがよろしいですぞ。 居酒屋じゃなくても、吞兵衛の好みに合わせた居酒屋風のメニューがあればいいんです。 


回転寿司屋さんの方は、吞兵衛のためなのでしょう、おいしい漬物がキュウリ、ニンジン、大根など数種類あります。 福島の漬物goodです。 福島の地酒をチビリチビリやりながら、漬物と、ガラスケースの中の旨そうな魚介ネタを刺身に切ってもらい、あとは枝豆か冷奴があればOKです。 仕上げに、わかめ汁か、鮭か白身の魚のあら汁をもらい、握り寿司を3~4個でできあがりです。


とんかつ屋さんに行っても、とんかつは食べません。 わかってるなぁ、この店のオーナーは。 とんかつ重や、エビ重のほかに、ひと口カツ、冷奴、枝豆、ちりめんじゃこおろし、さつま揚げなど、酒のつまみがメニューにあります。


仕上げは、ざるそば小モリで完璧です。


西口から地下道を歩いて東口へ行くと。 ここは在来線の改札口。  


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福島競馬開催中でした。   開催期間中はホテルがなかなかとれません。


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禁煙の蕎麦屋さんを発見。 この蕎麦屋さん、夕食時になると、蕎麦屋が居酒屋風になります。 この店はもつの煮込みがよろしいようで。 牛タンもありますが、味は??? 


牛タンは「子牛の霜降り牛タン」が1番。 値段が少々高めですが、小生が知る限りでは仙台空港の牛タン屋さんで買うのが1番よろしいようです。 写真は霜降り牛タンではありませんが。


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旅先で久しぶりに再会した友と飲む酒もよし、1人で気ままに飲み歩くのも楽しいものです。

                                                      ・・・・・・   ・・・・・・   ・・・・・・

東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

(2012年12月10日)

【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660  




    

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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