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<今月の支援は恵まれない子どもたちに>

8月もチャリティコンサートはなく、募金箱を置かせて頂く機会がありませんでした。 しかし、「じいたん子ども基金」の口座には、今月も心温まるご寄付が寄せられ、福島県内の恵まれない子どもたちのための「子ども食堂」2ヵ所と、東京電力福島第一原発事故後に多発している、子どもの甲状腺がんの検査、治療のサポート事業を行なっている「3/11甲状腺がん子ども基金」に、\20,000ずつ支援をさせて頂きました。


これまで支援を行なってきました、福島の子どもたちのための保養キャンプへの支援は、コロナウイルス感染収束の先が見えないため、この夏はどこの保養事業も中止しているので、支援はお休みさせて頂いています。


今月も支援させて頂いた福島市内の「子ども食堂・いのせんひろば」は、毎週火曜日に開催していますが、木曜日にも開催の要望があり、子どもたちを預かっているそうです。


             おやつかな、子どもたちにたこ焼きが。


        たこ焼き3  


また、「いのせんひろば」を運営している佐藤幸子さんは、母子家庭で、お母さんが障がいを持っている方、白血病の治療を受けている方の家庭には、お弁当を作って配達しています。 子ども、障がい者、高齢者は無料ですので、福島市から補助金が支給されているとはいえ、運営は大変なことと拝察いたします。


         時には子どもたちのためにこんな企画も。 SAYAN演奏会。


        SAYAN演奏会 


少ない支援金をやりくりし、無償で活動を行なっているご婦人方は偉いですね。 支援を続けさせて頂きたいと思います。


来年は震災10年になる東日本大震災は、大きな災害が各地で発生したり、コロナウイルス感染もあり、風化が進むばかりですが、福島第一原発事故後は子どもの甲状腺がんが多発し、その数は増加傾向にあります。


事故から9年以上になるのに、検査や治療のために、子どもの手を引いて病院へ行くお母さんたちの不安なお気持ちは如何ばかりかと心が痛みます。 「3/11甲状腺がん子ども基金」には支援の必要性を感じています。


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今月の支援についてご報告させていただきました。 皆さまからのご寄付に心より感謝申し上げます。


ありがとうございました。

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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