美幌・網走へ演奏旅行 3 <美幌中学校の生徒たちに話したこと>
- 2019/07/23
- 17:25
7月11日の朝、美幌中学校で行われたコンサート。 中学生の皆さんは、教育委員会のコンサート担当者が作成した解説付きのプログラムを持っていたので、演奏の合間にする話は音楽の話ではない方がいいだろうと思いました。 では何を話したらいいのかな・・
美幌町文化連盟による実行委員会の皆さまと、教育委員会の皆さまが、小生に与えてくださったこの機会。 教育委員会からは昨年に続いてのご厚志。 報いるためには美幌町の中学生諸君の将来のために心に残る話をしなければ。
小生は昨年9月6日に起きた、北海道胆振東部地震で被災した安平町、厚真町、むかわ町へお見舞い、激励のチェロを弾きに行った時のことを話しました。
厚真町 吉野地区 2019年2月2日
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厚真町の災害ボランティアセンターに行くと、そこには全国各地から送られてきた激励の葉書や寄せ書きが壁に貼ってありました。
熊本県からも。 《負けるな北海道! きっと復興するよ!》
《熊本のビールと馬刺しは相性がいいよ!》
新潟県の小学校からの寄せ書きも。 ひらがなで。 がんばれ~! がんばって~ など励ましの言葉が。
” 人は震災で被災して家が壊されたりすると、仮設住宅に入居して不便な生活を送ることになる。 環境の変化や決して快適とはいえない生活が続いて心身のケアが急務になり、将来に不安を感じて引きこもってしまう人も少なくないんだよ。”
” そういう時に寄せ書きなどの激励は心の良薬になるんだ。 君たちにはそういう支援が出来る。 支援とはお金を送ることだけじゃないんだ。 困っている人に寄り添う気持ちがあれば、中学生にだって支援はできるんだよ。 ”
” 皆さんには、思いやりのある、人の痛みがわかる人になってほしいです。”
美幌中学校の300名の生徒たちはチェロとピアノの音楽と、小生の話を熱心に聞いてくれました。
彼らの心にどう響いたでしょうか。
つづく。