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美幌・網走へ演奏旅行 6 <人っ子一人いなかった美幌駅のホーム>

美幌に到着した7月10日に夕食を共にした、町長の平野浩司さんや、お会いしてからお別れするまで、教育委員会の皆さまのご親切には心が温まる思いで、美幌町滞在は昨年の滞在共に、忘れ得ぬ思い出となりました。

美幌町民会館 




さぁ、次の公演地、網走へ。

無人駅、美幌駅の改札口を通ると、網走方面行の乗り場は線路を挟んでホームの向こう側。 エレベーター、エスカレーターはなく、階段を登って跨線橋を渡り、今度は降りる。

杖をついて歩いている方を時折お見かけするし、身障者、高齢者にとっては、これは難儀なことでしょう。 これではJR離れになっても致し方ないのではないでしょうかね。

小生も高齢者。 しかも後期の。 その爺さんが9,1㎏のチェロと、3日分の衣類の着換え、25枚のCDと折り畳み式の譜面台が入ったスーツケース、それにチェロを持って階段の上り下りするのは、難儀なんてもんじゃありません。

スーツケースを階段の下に置き、まずチェロだけ上まで運ぶ。 チェロを上に置いて階段を降り、次はスーツケースを上へ。

降りる時もそのように。

そうしようとしていたら・・

「じいたんはチェロだけ持って。 スーツケースは私が運ぶから。 そのために私、リュックにしたんだから。」 

はっちゃんでした。 そこまで考えてくれたか。 ありがたや。 嬉しくて泣けてくるな。      

(((o(*゚▽゚*)o))) 

そうして網走方面行の電車ホームに着きましたが、そこには我らの他には人っ子一人いませんでした。




つづく。

コメント

No title

はゆきさんご一緒でよかったですね。
土田さんが何回も階段上り下りしている姿を想像すると涙が出ます( ;∀;)

Re: No title

> はゆきさんご一緒でよかったですね。
> 土田さんが何回も階段上り下りしている姿を想像すると涙が出ます( ;∀;)


じいたんは大丈夫! 泣かないでね。 ( ´艸`)

No title

お体大切に。
ずっとずっとご活躍願ってますから!

No title

昨日は旭川市新人音楽会オーディションの審査で、札幌⇔旭川間を日帰りで働きましたよ。 チェロのない移動は楽ですね。 \(^_^)/

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は501回を数え、震災後、東北には22回訪れ、被災地でのコンサートは111回に及ぶ。
(2024年3月現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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