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<大余震>

一昨日(2月13日)の23:00頃、東北を中心とした地震発生は、10年前の東日本大震災で起きた地震の余震と考えられるそうですね。 10年も経っているのに、こんな大きな余震があるとは恐ろしいことです。     

大震災復興支援活動を通じて知り合った東北の人たちが心配で、14日の朝、彼らに一言ですがSMSやLINEでお見舞いメールを送りました。

” 地震、大丈夫ですか?”

すぐに続々と返信がきました。

宮城県大崎市古川の弘法寺住職 大坪龍勝さん。 「ご心配有難うございます。 毛が有りませんので! 違いました。 怪我はありません。 本堂内部がかなりやられました。 10年前ので吊り金具等が弱っていたと思います。 直せば使えますから大丈夫です。」

小生: ”(大笑)ケガなくてよかった。”  龍勝さん:「は~い。」・・面白いお坊さんです。

※ 龍勝さんがお住まいの大崎市古川は、3/11では1番地震の被害が大きかった所です。 2013年8月に初訪問した時、新幹線古川駅付近に、あき地が多く、聞くとマンションが倒壊したあと とのことでした。

同・仙台市の順子さん。 「・・・家族全員無事です。 マンション6階に住んでいるので、結構物は落ちました。 東日本大震災を思い出しました。・・・」

同・仙台市の祐子さん。 「おぉ~ ありがとうございます。 揺れはひどかったですが被害はなかったです。 皆さんに気遣ってメール送られてるのですね? 頭がさがります。 ブログはいつも拝見しております。 コロナが収まって古川にお越しになる時には是非お声がけください。 息子が一緒に演奏したいと申しております。」

(息子さんは桐朋学園大学チェロ科卒業)

同・亘理郡山元町の菊地慎一郎さん。 「たいした被害もなく無事でした。 震災の(3-11)の経験が生きて、すべて作り付けにしたので、家具の倒壊が全くなく、食器が数個割れたぐらいですみました。」

同・山元町の普門寺住職の坂野文俊さん。(本日着信) 「ご連絡が遅くなり申し訳ありません。 地震被害状況の確認や、檀家さん等の対応でバタバタしていたので連絡が遅くなってしまいました。 この地域は、思ったよりも被害が少なかったので、ホッとしています。 断水も一部の地域を除き、昨日の15:00に復旧しています。 東日本大震災を経験しているので、特別行政の対応や住民の混乱はなかったようです。」

岩手県大船渡市の葛西大志郎さん。(3/11に津波に襲われ、海水に浸かった舩度洋子さんのチェロを真水で洗い、乾かしてニカワで貼り付けの修理をした人) 「こちらは焦りましたが、大丈夫です。 ありがとうございます。」

同・大船渡市の叶さん。 「凄い揺れでしたね。 そちらはどうですか? コロナ禍でお会いできなくてね。 終息したら必ずやお会いしたいです。 ヴァイオリン頑張っています。」

同・大船渡市の新沼郵さん。 「強烈な揺れでした。 被害はなかったです。」

同・大船渡市の志田秀一さん。 「・・・大きな地震で《またか》と思ったくらいの体感でしたが、これといった被害はありませんでした。・・・」

同・陸前高田市の富山さん。 「・・・大丈夫です。 2011ー3-11程強くなかったです。・・・」

同・一関市の菊池寛先生。 「・・・一関は大きな被害がなかったようです。 これから学校へ行って状況確認してきます。」

福島県福島市の佐藤幸子さん。 「・・・ご心配ありがとうございます。 私の所は停電はしましたが、他は何も被害がありませんでした。 原発、津波の心配もないとのことで、少し胸をなでおろしています。 いつも気にかけていただき感謝致します。」

同・須賀川市の熊田ひろみさん。 「・・・物が散乱していますが大丈夫です。」

同・田村市都路の荒井雅美さん。 「・・・幸い私の家族親戚一同で人的被害はありませんでした。 ・・・」

同・伊達市の菅野昌信さん。 「・・・棚のものが少し落ちたぐらいで、家族も建物も大丈夫でした。」

※ 3/11の復興状況を聞かれることがありますが、一口に復興と言われても、地震だけの被害の地域と、地震と津波の地域、それに原発事故後が加わった地域では被害状況、復興状況はまるで違います。

※ 報道では宮城、福島が震度6強で、岩手県大船渡、陸前高田は震度4となっています。 しかし、大船渡にお住まいの知人からのメールでは、「凄い揺れでした。」 「強烈な揺れでした。」 「大きな地震で”またか”と思った。」とありますように、揺れは建物の構造や、マンション、一戸建ての住宅、また地盤によっても変わってくるのでしょう。 

※ 山元町のお二人からのメールにありますように、東日本大震災の経験を生かしていることが伺えます。 予告なしに突然起きる今回の地震よりも、数日前に予報が出る台風19号の時の災害の方がずっと被害が大きかったように思います。

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東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

(2012年12月10日)

【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

                                  北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660  

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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