おはようございます。 武者震いしそう。 明日は「東日本大震災復興支援チャリティコンサート<464>」が無観客で行われます。 札幌市内にある、北海道演劇財団所有の小劇場「シアターZOO」で。 一昨年12月、福島県いわき市の「アリオス音楽小ホール」で<462>を行なってから、今日までの1年3ヵ月の間でチャリティコンサートを開催したのはたったの1回だけ。 できなかった理由はもちろんコロナ禍です。 コロナのヤツめ、恨み骨髄です。
しかし・・・ 世にある人の情けをひしひしと感じて「我が心温まる」です。 無観客コンート、動画配信を申し出てくださったのは、旧知の友、演劇財団理事長斎藤歩さん。 彼は理事長職のみならず、舞台にもテレビにも出演する役者でもあり、俳優でもあります。 演劇の脚本を書き、演出もし、作曲もする天才だ。
小生は彼におんぶにだっこ。 チェロを弾く以外何の取柄もないのをつくづく実感しています。 歩さんには頭が下がりますが、下がるのは歩さんだけではありません。 このコンサートのために、「シアターZOO」にあるアップライトピアノの調整・調律を無償で申し出てくださった調律師がいます。
多米實さん。 彼は一流中の超一流調律師です。 小生より年上ですが、年はとっても益々輝きを増している人。 小生にとってもよいお手本です。 多米さんの調整なら安心してチェロに打ち込めます。
更に!
今日の午後には役者さんが集まり、稽古場に置いてあるピアノを劇場に移し、小生が演奏しやすいようにステージ作りをやってくれます。 役者さん仲間に入り込んで、無観客コンサートの共演者・鳥居はゆきさんの長男、蔵武(クロム)クンも手伝うそう。 動画撮影のカメラのテストも。 こりゃ準備万端完璧だ。
小生は一人じゃない! 友、歩さんにも、ベテランピアノ調律師、多米さんにも、若い役者さんにも、蔵武クンにも・・演奏面ではピアニスト・鳥居はゆきさんにも。 みんなに支えられている。 ご恩返しはできない。 いや、できるとすれば、聴く人の心を揺さぶるようなよい演奏をすることだ。 彼らに感謝の気持ちを持っていればきっとできる。 1年3ヵ月でコンサートがたったの1度しかなかったのに、コツコツと練習を続けてきたんだからできる。 辛かったけど続けてきて本当によかった!
無人の客席に置く洋子さんの遺影には語りかけるように弾こう。 ”あなたのチェロは、津波に襲われてボロボロになってしまったけど、修理をして弾きこんでいるうちに、こんなにもきれいな音色が出るようになりましたよ。” ってね。 遺影の影で彼女の御霊がきっと喜んでくれるだろう。
よぉ~し、頑張るぞぉ~、明日の無観客コンサート!
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東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660