「今日、仕事の帰りに土田さんのCDを聴いて泣けました。 先日から10年前の震災の特集番組が続き、明日、10年を迎えると思っただけで、苦しくなりました。 特にアンコールは咽び泣くような・・・。 明日は心置きなく演奏をしてください。・・・後略」
友、Sさんからのメールです。 3月10日の夜着信したメールですが、小生は夜10時頃床に就くので読んだのは無観客コンサートが行われる11日の朝でした。
返信したのは、無観客コンサートが終わって帰宅してから。
" 会場となった「シアターZOO」の劇場内は、いつものコンサートにはない緊張感がありました。 黙禱後に追悼演奏した「鳥の歌」だけは暗譜で弾きました。 帰りは劇団「札幌座」の若い女優さんが自宅まで送ってくださいました。 いろんな刺激があった日でした。 ボケ防止にはいいな・・と思いました。(笑)”
この日まで1年以上も鳥居はゆきさんのピアノと合わせていなかったので、リハーサルを始めるまではアンサンブルの面で一抹の不安がありました。 しかし、震災後から、彼女とは300数十回もコンサートを行ない苦楽を共にしてきた間柄です。 何も問題はありませんでした。
コンサートは多くの方々に支えられて無事終了しました。 斎藤歩さんは、録音・撮影の仕事があるのに、朝、拙宅まで迎えに来てくださり、 調律師の多米實さんは、コンサート前日、3時間もかけて丁寧に調律してくださった上に、当日も会場にきて念入りにチェックをしてくださいました。 これ、全部ボランティアで。
劇団「札幌座」の若い役者の皆さん、会場づくりに働いてくださってありがとうございました。 ピアニスト、はっちゃんの息子さん、蔵武(クロム)君もお手伝いをアリガトネ。
3人の友からお花が届き、これも嬉しい限りでした。 「追悼コンサート」に白いお花。 流石にセンスがいいですね。
録音は斎藤歩さん任せで、小生はどんな音で収録されたのか聴いていないのでわかりません。 明日から配信予定の動画ですが、楽しみでもあり、不安もちょっぴりです。
お世話になった皆々様、本当にありがとうございました。
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東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660