コンサート後の交流会で。 支援は少なくなりました・・ ボランティアも来なくなりました・・ 鉄道は未だに復旧していません・・ この町は見捨てられた町なのです・・
2013年8月、チェロを持って宮城県の小さな町を訪れた時、住職が寂しそうにおっしゃったお言葉が今も忘れられません。 小さな町とは人口1万2~3千人の山元町。
更に別の町民が。 集会所、公民館など、町の全ての公的な建物を津波で失ってしまったのです・・ ビニールハウスを作って集会所にしようと思うのですが、ビニールを買う金がありません・・ ビニールを支援していただけないでしょうか・・
彼らとは初対面。 切実な訴えに心を打たれました。
北海道の大都市、札幌はもちろん、北方領土・国後島が眼前に見える標津町にも、船に乗って奥尻島にも、北海道全土に行きチェロを弾いてお願いした募金。
津軽海峡を飛行機で越え、電車で越えたりして17都道府県でチェロを弾きお願いした募金。
皆さまからお預かりしたそのお金で、山元町には町の人の念願だった、「じいたんドーム」と名付けられたビニールを使った集会所ができ、昨年には水洗トイレも建設されました。
しかし・・ ささやかな喜びに水をさされてしまいました。
先日、同じ敷地内にある、「じいたんドーム」と、町民に愛されているプレハブの小さな図書館、「みんなのとしょかん」に、宮城県の土木事務所から、登録上の是正勧告が出されたのです。
つづく。
※ 3月11日に札幌市内の小劇場で行われた「東日本大震災復興支援 無観客チャリティコンサート」の動画を配信中です。
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東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660