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<じいたんドーム脇に遊園地 山元町>

昨日(4月10日)更新したブログ、「山元町のG7」の続きです。

「G7」の一人、リーダー格の菊地慎一郎さんは、ペンキ屋さんで内装業者。 今年74歳になるそうで、仕事は引退したのかもしれません。 大震災後、彼は書店がない山元町にプレハブの「みんなのとしょかん」を作り、津波で町のみんなが集まる場所を失ったため「じいたんドーム」誕生にもこぎ着けました。

更なる夢だった建屋付きの水洗トイレも完成。 これで満足するのかな・・ と思いきや、「じいたんドーム」脇に遊園地を作り始めました。

送られてきた写真を見ると。 左側にあるのが「みんなのとしょかん」、その右が「トイレ建屋」、右手前に遊具が置かれています。 お母さんが幼児を連れてきたり、小学生は子どもたちだけで遊びに来るそうです。
       
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「じいたんドーム」は写っていませんが手前にあります。 冷蔵庫内には子どもたちのために飲み物が。 たくさん遊んで喉が乾いたら飲んでいいよ~ タダだよ~ 

《震災で苦労して、子どもたちには可哀想な思いをさせてきました。 子どもたちが喜ぶことをしたかったんです。 年寄りの夢でした。 アハハ これもトイレができたから発展したんです。》 と、菊地さん。

遊具の右端にあるあずまや風の遊び場ですが。 視察にきた役人さんは、これを見て建物として認められないと。 屋根があるとダメ。 屋根を壊してブドウ棚などに使うなら大丈夫・・ だそうです。

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何も危ないことはないんだし、いいじゃないか。 子どもたちのためなんだ、黙認してくれんかい、と食い下がるG7。 いや、一度見てしまったらダメです、と役人。

小生、法律は知りません。 でも・・ 大震災後に生まれた幼い子どもたち。 散々可哀想な思いをさせてきた子どもたちに喜んでもらおうという、お爺さんたちの気持ちを考えると、法とは何と冷たいものなのだ。 役人に人間の情はないのか・・と思ってしまいます。

「G7」は屋根を壊しました。 しかし・・《ブドウ棚にするのはやめよう! 役人の言う通りにするのは癪に障る。》  あとをどうするか話し合っているそうです。

頑張れ! G7のお爺ちゃん! 

☆☆ コンサートがひとつ決まりました。 6月16日(水) 北広島市「第4住区自治連合会ともにのつどい」 会場 福祉施設「ともに」  13:00開演。

※ 3月11日に札幌市内の小劇場で行われた「東日本大震災復興支援 無観客チャリティコンサート・464」の動画を配信中です。 配信は4月13日に終了予定でしたが、視聴回数が伸びているので5月13日まで1ヵ月延長することにしました。

動画はこちらです。 ☞  https://youtu.be/gtQXuddBmTE  ・・・こちらもよろしくお願いいたします。  

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         東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

(2012年12月10日)

【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

                                  北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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