福島県伊達市霊山町小国地区は、人口1200~1300人ぐらいの自然環境に恵まれた美しい集落です。 東京電力福島第一原発から約55km。 原発事故が起きる前、集落の人たちは米や野菜を作り、井戸水と、きれいな沢の水を生活用水として使っていました。 事故後、放射能汚染で井戸水も、沢の水も使えなくなりましたが、現在は水道が引かれています。
※ 小国地区交流館でコンサート。 2016年4月26日
※ 終演後、集落の人たちと。 後列左、「放射能からきれいな小国を取り戻す会 事務局長」 菅野昌信さん、左から2番目、「認定NPO法人 ふくしま30年プロジェクト 副理事長」 阿部浩美さん。
小国小学校の校庭には大きな穴が掘られ、放射能汚染した土、木の枝葉、草などを入れた大量のフレコンバッグが埋められました。 初めてこの小学校を訪れた時は、子どもたちに笑顔も言葉もなく、おとなしすぎて、とても心配になりました。
放射能汚染で通学路は徒歩通学が出来なくなったり、補償問題では、国の決め方があまりにも不公平感が強いため住民が分断され、会話をするのも、顔を合わせることさえ気まずくなってしまいました。 補償を充分に受けた人は、何処へ避難するのかも、さよならも言わずに集落を去って行きました。(放射能からきれいな小国を取り戻す会 事務局長 菅野昌信さんのお話)
集落に残った子どもたちが元気がないのは、友を失い、心に傷を負ったからではないかと小生は思っています。 しかし、二度三度と訪れる度に元気になって笑顔で迎えてくれるようになり、嬉しくなりました。
このブログでお伝え致しましたが、小生は先月、この小学校の児童全員、25名に図書カードを贈りました。
※ 先日、校長先生から送られてきた子どもたち25名(全校児童)の写真です。
塩田俊郎 校長先生のお手紙の一部です。《・・・児童を代表して、5、6年生7名のお礼の手紙も同封いたしますので、ご一読いただければ幸いです。 コロナ禍で大変な日々が続きますが、どうぞお元気でお過ごしください。 そしていつの日かまた、小国小学校へお越しくださり、すてきな演奏をお聴きかせください。》
※ 初訪問では、子どもたちは元気がなく心配しました。 小国小学校音楽室 2016年4月28日
子どもたちからの手紙ですが、このブログでは5年生2名の手紙をご紹介させていただきます。
Hちゃんからの手紙。
Kちゃんから。
次回のブログで6年生5名の手紙をご紹介させていただきます。
※ 3月11日に札幌市内の小劇場で行われた「東日本大震災復興支援 無観客チャリティコンサート・464」の動画を配信中です。 配信は4月13日に終了予定でしたが、視聴回数が伸びているので5月13日まで1ヵ月延長することにしました。
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東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660