東日本大震災10年。 被災者支援活動10年。 この10年間、様々な出会いがあり、様々な出来事がありました。 これらを本にまとめたとしても、とても一冊の本にはまとめきれません。
震災後の演奏活動範囲は全国17都道府県。 移動は電車、高速バス、新幹線、飛行機など。 旅行の度に新たな出会いがあり、人の優しさ、親切に何度も接し、支援活動10年は感動の10年でもありました。
ハードなスケジュールのなかで、高齢の身であっても1度も病気をしたことがなく、コンサートを1度もキャンセルしたこともないのは、目に見えない何かの力に支えられているのかも知れません。
家を出てから帰宅するまで18日間で15回コンサートをやったこともありました。 演奏旅行途中、岡山県笠岡市でのコンサートに出演するために、姫路から鹿児島行きの山陽新幹線に乗ったら、超満員で客車内に入れず、ぎゅうぎゅう詰めのデッキに、姫路→広島県福山間をチェロとスーツケースを抱えて立ちっぱなしのこともありました。
しかし、コロナ禍になってコンサートを自粛し、小生の日常はガラリと変わってしまいました。 練習と散歩だけの日がほとんどで、身体を酷使することはなく、よい休養になっている筈なのに体力が落ちたように感じる今日この頃です。 身体を苛めるぐらいのハードなスケジュールに挑戦している方が緊張感もあり、却って身体を鍛えていることになって良いのかも知れません。
スケジュールが楽になったのに、何故か体調が⤵気味の84歳のチェリスト。 そんな時、年寄りの健康を心配した福島出身の一ファンから、お手紙を添えて、健康づくり、「にんにくサプリメント」が送られてきました。
《先の ”東日本大震災10周年 復興支援チャリティコンサート ” 本当にお疲れ様でした。 又、大変にありがとうございました。 福島出身の私は、”鎮魂と応援”の想いに、先生のトークを交えた演奏に、先生のお心に触れながら、涙しながらジーッと動画を拝見させて頂きました。》
《一ファンです。 ご高齢の先生が、コンサート先に重いチェロとカバンを携えて行かれる事を思うと、お身体を少しでもお支えする何かがないだろうか・・・と思ったりしていました。》
【閃いたのです!!】・・・・
このあと、お手紙には、にんにくサプリメントの効用について説明があり、ご自身も「ホクホクニンニク」が大好きで小学生の頃からよく食べていること、「アホエン」は15年ぐらい前から飲んでいることが書かれていました。(アホエン・・Ajoene のアホ・・Aje はスペイン語でにんにくのこと)
何よりもこの一ファンのお気持ちが嬉しく、続けて飲んでみようと思っています。
” ありがとう! 福島出身の一ファンさん、アホエン飲んでまだまだ頑張るよ。”
※ 3月11日に札幌市内の小劇場で行われた「第464回 東日本大震災復興支援 無観客チャリティコンサート」の動画を配信中です。 配信は5月13日に終了予定でしたが、視聴回数が伸びているので当分の間延長することにしました。
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東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660