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美幌・網走へ演奏旅行 9

7月13日、この日は東日本大震災復興支援チャリティコンサート<436>が行なわれた日。 

会場は[網走文化交流センター エコーセンター2000 アトリウムロビー]


この会場でのチャリティコンサートは、東日本大震災が起きた翌年の2012年から毎年お声掛けいただき、今年で8回目の公演になりました。 

開演は11:30で12:30に終演になる1時間のコンサートです。


はっちゃんと網走駅前のホテルを9時に出てタクシーで会場へ。  この会場でピアノと共演するのは4年ぶり。
やっぱりピアニストがいるといいなぁ。 レパートリーが大幅に増えるし、ピアニストが寄り添うように弾いてくれると気分がいいし、ノリが違うもんなぁ。

もう8回目ですからコンサート担当者も慣れたもの。 募金箱の中をを確認すると、中には1万円札が1枚入っていました。

CDもたくさん買ってくださったし、お客さんの半分ぐらいはリピーターなので、家族的な 温かな雰囲気のコンサートでした。

コンサート担当者は2年に一度ぐらいのペースで変わりますが、第1回目と2回目を担当してくださった、市役所に勤務しておられる篠原さんがお姿を見せてくださいました。


担当が変わったあとも、毎回、活動費に・・と、ご厚志を届けてくださる篠原さん。

2012年、この会場での初チャリティコンサートの時のこと。 担当は篠原さんでした。 

開演前、1時間の練習を終え、水を買いに自販機に向かおうと練習室のドアを開けると、そこにはペットボトルの水が2本置いてありました。 メッセージを添えて。

《水をお持ちしましたが、室内に入ると練習のお邪魔になると思い、ドアの外に置くことにしました。 よろしかったらどうぞ。》

そのお心遣いが嬉しくて、今もその感激が心に残っています。

つづく。

コメント

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優しい心の持ち主には優しい心遣いが深い感動としてて伝わるんですね。たくさんの仲間が土田さんの活動を応援しています。
お暑い毎日、熱中症に気を付けてくださいね。

No title

昨日、南富良野町の金山湖・スポーツ研修センターで開催中の、福島の子どもたちのための保養キャンプへ行きチェロを弾きました。

お母さん方がいろいろ話してくださいました。一言でまとめると、「子どもの被爆の症状がでないことを祈るようなお気持ちでいる」

[保養キャンプ事業も募集人数も少なくなり、自分たちのことが忘れられていくのがとても不安」 とのことでした。

お母さん方のお気持ちと、子どもたちの将来を考えると、これからも支援を続けなければいけないと思いました。

明日は南幌キャンプへ行きチェロを弾きます。南相馬から札幌へ避難してきた女性にもお会いできるのでお話を伺ってきます。

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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