2011年、東日本大震災発生直後から行なっている被災者を支援するためのコンサートは、コロナ禍でこれまでに何度中止になったことでしょう。 健康に恵まれている上に、親切な人たちに囲まれ、支えられて演奏活動を続けることができる有難さ、幸せを感じ、感謝しながらも、コロナ感染防止対策のために、コンサートを中止せざるを得ない苦渋の決断を振り返ると、むなしく、悲しく、やりきれない気持ちになります。
9月5日(日)に苫小牧市のお寺、「妙見寺」で予定されている、東日本大震災復興支援チャリティコンサート<466>の開催についてどうするかを、先日、主催者の妙見寺住職、末沢隆信さんとメールでやりとりをしました。
「感染防止対策を徹底した上で、入場者を20人か最大でも30人と考えております。」と、住職さん。(妙見寺本堂はパイプ椅子を並べて80席ぐらいの広さです。)
”オリンピック、パラリンピックが開催されるでしょう。 感染が拡大するような気がするんです。 9月初旬は厳しくないですか?” と、小生。
住職さんは、「色々な案が考えられますね。 妙見寺の本堂で20~30人ぐらいの想定であれば、9月5日の開催は、8月半ばぐらいまで世の中の様子を見ながら決めていく、緩やかな構えでもよいのではないかと考えました。」
中止にする場合、これ、もう苦渋の選択なんです。 だって小生の支援コンサートは、被災して困っている人たちに手を差し伸べようと行なうコンサートです。 小さなコンサートだけど、とても大切なコンサートだと思うんです。 でもクラスターが起きたら大変だから中止にしたり延期にしたり。 或いは、できるとしたらどうしたらよいだろうって、一生懸命考える。
マスクを着用・・ 三蜜回避・・ 人流抑制・・ 不要不急の外出は控える・・ ステイホーム・・ テレワーク・・ メディアを通して専門家や、政府や自治体のお偉いさんがおっしゃる感染防止対策。 もう耳にタコができました。 お偉いさん方は、国民にはこう言っておきながら、巨大イベント開催へと突き進む。 総理大臣は有観客でと。 直行直帰だって。 そんなことできるわけがないと思う。 人流抑える、ステイホームだって? おっしゃることと、やろうとしていることと違うと思うんですが。
むなしく悲しいです。
※ 3月11日に札幌市内の小劇場で行われた「第464回 東日本大震災復興支援 無観客チャリティコンサート」の動画を配信中です。 配信は5月13日で終了予定でしたが、視聴回数が伸びているので当分の間延長することにしました。
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東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660