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福島の親子保養合宿 2 <暑さに耐えてチェロを弾く>

東京電力福島第一原発事故による被爆の軽減と免疫力をつけるためとされる、福島の子どもたちのための保養キャンプ。

一時は、全国各地で200以上の民間団体が開催していましたが、その数は減少傾向にあるそうです。 現在も継続している団体の一つが 「富良野チャリティウォーク実行委員会」 です。

今夏の開催は8月1日~9日まで。 小生は、福島から北海道へ来た親子を励まそうと、8月3日にチェロを弾きに南富良野町の金山湖畔にある 「スポーツ研修センター」 へ行きました。

今夏の参加者は保護者7名 未就学児2名 小学生8名 高校生1名の計18名です。 高校生は3歳の子どものお姉さんで、彼女はボランティアとして、スタッフの一員のような存在となってお手伝いをしていました。

JR占冠駅から金山湖までお迎えの車でおよそ30分。


この日も酷暑。 合宿所に着きましたが暑い! とにかく暑い! 今夏の北海道の気候は異常な暑さです。


吹き出るような汗を拭きながら、頭を掠める冷たいビールを我慢に我慢。 昨年5月の血液検査でガンマGTPが200を超えたので、その後、朝昼のビールはキッパリやめて1年3ヵ月。 酒類は夕食時だけにしました。 頑張った甲斐があり、先日の検査では55に下がりました。 でもこのような暑さで我慢するのは、ストレスが溜まりに溜まります。

昼食には冷たいソーメン、ミニトマト、


茹でて冷やしたトウモロコシに


メロン。 どちらも2人分頂いて大満足。


一息ついてコンサートが始まったのは15:00頃でした。

聴いてくださるのは大人と子ども。 子どもは未就学児からですからね。 難しいです、こういうのは。 選曲も話も。

「アヴェマリア」 、「白鳥」 を弾いたり、 「どんぐりころころ」 や 「不思議なポケット」 を弾いたり苦心のプログラムでした。

45分ぐらいのコンサートのあと、 「臨床美術ほっかいどう」 さんと、右脳を活性化するめずらしいチェロとアートの 「アート遊び」 をやりました。


つづく。  

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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