前回のブログ、(10月15日更新)「査察を終えたじいたんドーム 山元町」でお伝えしました、宮城県亘理郡山元町の「じいたんドーム」。
※ こけら落とし公演には落語家の林家とんでん平さんも。 小生と鳥居はゆきさんは、第2部に出演しました。 チェロのモニュメントは、普門寺の住職、坂野文俊さんの作です。 2014年
同じ敷地内には町民に親しまれている、プレハブの小さな図書館、「みんなのとしょかん」があります。 本部は確か栃木県にあり、小生が知っている限りでは、ほかに石巻市と夕張市にありました。 しかし、現在残っているのは、ここ山元町のみとなったそうです。
唯一となった「みんなのとしょかん」は、コロナ禍で閉館していましたが、数日前から10ヵ月ぶりに開館したところ、利用する人が、大人も子どもも次々にお見えになったとのことです。
「じいたんドーム」と「みんなのとしょかん」の管理責任者である菊地慎一郎さんは、空いている敷地内に遊具を各種設置し、子どもたちが図書館内で本を読んだり、宿題を終えると遊具で遊んで帰るのですが、町のチームリーダーのような存在の菊地さんは、「じいたんドーム」内に設置した冷蔵庫にドリンクを各種準備し、遊具で遊ぶ子どもたちにタダで1本ずつあげているそうです。
東日本大震災の地震と大津波で、多くの人が犠牲になっただけでなく、家や公共の建物、樹木、生息していたハクビシンなどの野生動物、ペット類などの生き物まで海に持って行かれ、何もない荒れ地となった町の一角に、ビニール製の仮設集会所「じいたんドーム」を建て、子どもたちのためにプレハブの図書館を、とても遊園地とは呼べないまでも遊具を少しずつ設置し、子どもたちに希望を与える7人のお爺さんこと、山元町のG7。
そして彼らはこの度、「みんなのとしょかん」の脇に、プレハブの「絵本館」を併設することにしました。 親分から電話がありました。 何度も読んで家の中で眠っている絵本があったら送ってほしいって。 「みんなのとしょかん」の方も、もっと必要なようです。 全集と辞書以外なら何でも受け付けるそうです。
送り先 〒989-2201 宮城県亘理郡山元町山寺字西頭無38-11 みんなのとしょかん 菊地慎一郎
地震と津波で倒壊したか流失したか、山元町役場は高台に新設され、役場内には図書室があるそうですが、町には書店が一店もありません。 「みんなのとしょかん」や、併設される「絵本館」は、町民にとってかけがえのないものになるのでしょう。 書籍類のご寄付をよろしくお願いいたします。
※ 3月11日に、札幌市内にある北海道演劇財団所有の小劇場「シアターZOO」で行われた「第464回 東日本大震災復興支援 無観客チャリティコンサート」の動画を配信中です。
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東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660