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福島の親子保養合宿 3 <アート遊び>

8月3日、金山湖畔にあるスポーツ研修センターで開催されていた、福島の親子保養合宿会場にて。

チェロコンサート第2部は、音楽を聴いて感じたことを線や色で表すという遊び、 「アート遊び」 を大人も子どもも一緒になって行ないました。

これ、 「臨床美術」 というのだそうです。

言語による論理的、分析的な思考をつかさどる左脳ではなく、感性や創造をつかさどる右脳を活性化する 「アート遊び」 、さぁ、どんなことをやったのでしょうか。

題材にした音楽は、宮沢賢治作、 「セロ弾きのゴーシュ」 の中の 「インドの虎狩」 でした。

絵の具セットと画用紙の準備が出来ると、小生は曲名を言わずに 「インドの虎狩」 をゴーシュのようにゴーゴー弾きまくりました。

曲名を告げたら、子どもたちは先入観を持ち、みんな虎の絵を描くと思ったのです。 これじゃ、右脳の活性化を目的としてやるのですから面白くありません。

参加者は思い思いに絵の具を使い描きまくります。 どんな作品が出来たのかな。






親子保養合宿を主催している 「富良野チャリティウォーク実行委員長」 の宮田さんも。 この日は彼の66歳の誕生日でした。 富良野では行列ができるぐらい人気のカレー屋さんを経営していましたが、その店は息子さんに譲り、駅に近いビル内で新しい店を始めました。


彼は富良野市会議員でもあります。

暑い中、皆さん思い思いのアートを描きました。


つづく。

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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