<汚染土 中間貯蔵施設へ そのⅣ>
- 2021/10/30
- 21:43
【汚染土 中間貯蔵施設へ】最終回です。
震災から10年。 中間貯蔵施設決まる!・・・「国からの要請を受け、大熊町と双葉町が苦渋の決断で受け入れた。」 (福島県知事)
フレコンバッグの置き場は県内に何ヵ所あるの?
① 「現場保管(家の庭先や校庭、埋めたヵ所も含めて)」➡13万7千ヵ所
② 「仮置き場」➡1100ヵ所。 ①と② 合わせて13万8千100ヵ所。
「フレコンバッグの数」➡915万5千袋(9月末時点)
最終的に最大で2200万袋分が、2021年度中に中間貯蔵施設に運び込まれる予定。
現在、1日当たり約2400台の大型トラックが、県内各所の仮置き場と、中間貯蔵施設の間を行ったり来たりしているそうです。 しかし、中間貯蔵施設はあくまでも一時的な保管場所で、30年以内に県外で最終処分するというのが国と地元の約束です。 しかし、県外搬出の見通しは立っていません。
さて、使用済みの核燃料から出る高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の処分場を決めることに関して、「最後は金目でしょ」って、のたまわれたのは自民党の国会議員でした。 原発推進派の議員さんは皆さんそういうお考えなのでしょう。 多分。 国は人口減少などで財政が苦しい地方の町村が手を挙げるのを待っている。 このフレコンバッグの最終処分場を福島県外のどこかに決めるのも、また札束で頬を叩くようなやり方(北海道知事)で決着を考えているのでしょうか。
原発を稼働すれば核のゴミが出ることは、最初からわかっていること。 また原発は安全で事故は起きない・・と、政府が原発政策を国策で進めてきた。 でも事故は起きた。 問題解決の責務は国にあると思いますが。 だから最終処分場をどこにするかは、国が積極的に調査をしたり交渉したり、国主導で決めなければいけないのでは? 大金を用意して、財政が苦しい地方の町村のどこかが手を挙げるのを待っているのではなくて。
(このブログの1部は、インターネットから引用させていただきました。)
<汚染土 中間貯蔵施設へ> おわり