昨日(11月4日)の夕刻、東日本大震災復興支援チャリティコンサート<465>が、札幌市手稲区の「玄米ご飯カフェ・じょじょ」さんで行われました。 3月11日の大震災10年、動画制作無観客コンサートを除けば、昨年12月以来、11ヵ月ぶりのコンサートでした。
コロナ禍の自粛期間中も練習を重ね、準備は十二分だったと思います。 共演は鳥居はゆきさん、震災発生後から350回以上も共演し、この日のプログラムも2人で何度も演奏した曲ばかりでした。
事前にリハーサルをせず、当日確認程度のリハーサルでよかろう・・と、30分程度の軽いリハでしたが、そこに落とし穴がありました。 前回の共演から8ヵ月が経っていて2人の呼吸は合わず、小生は焦りからミスを連発し、実に後味の悪い結末となりました。
特にショパンのノクターン第20番嬰ハ短調、夢見るような中にも秘めた情熱を持つ音楽。 これをぜひとも表現したかった。 準備はできていた筈だし、その想いでいたのですが心が働いてくれませんでした。 この音楽は前奏の4小節が重要な役割を持っているのではないかと思います。 5小節目からチェロが弾く夢想的な音楽を導き出すように弾いてほしいのです。 ピアニストはっちゃんも、何かの理由で心がストライキを起こしたのかもしれません。 ピアノは指で弾く部分もあれば、心で弾かなければならない部分もあります。
30名で満席になるカフェ。 この日、入場者は21名。 まだコロナ感染の油断をしてはいけませんから、主催者は人数を抑えたのでしょう。 よい演奏ではなかったのに、21名のお客さんの拍手は温かな拍手でした。 しかし小生は嬉しさよりも情けなさで自分に腹が立ちました。
8日には同じ曲目で動画制作第2弾の収録があります。 さぁ、どうする・・ 小生は鳥居はゆきさんにLINEを送りました。 ”もう一度初心に返ってやり直したい。 8日の前に一度合わせてくれ。 日時はいつでもいい。” 彼女が超多忙なのはわかっている。 小生はたとえ深夜でも合わせに行くつもりでした。 彼女は収録の前日、16:00から時間を作ってくださいました。
※ 3月11日に、札幌市内にある北海道演劇財団所有の小劇場「シアターZOO」で行われた「第464回 東日本大震災復興支援 無観客チャリティコンサート」の動画を配信中です。
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東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660