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福島の親子保養合宿 4 <放射能なんか吹っ飛ばしてしまえ!>

8月3日に訪れた、福島から来ている親子が滞在している、南富良野町の金山湖畔にある保養合宿所、 「スポーツ研修センター」

招待した 「富良野チャリティウォーク実行委員会」 のスタッフの皆さんは、暑い中を休む間もないぐらい忙しそうに働きまくっていました。

コンサートを終え、第2部の 「アート遊び」 を終えると、小生は、夕食まで周辺を散歩することにしました。


本当のホント、きれいな空気、豊かな自然。 万が一にも被爆なんかしていたら、軽減どころじゃない! 放射能なんかどっかへ完璧に吹っ飛ばしてしまえ!・・ ですね。


小生はチェロを弾きに来ただけなのに、昼食も夕食もご馳走になり恐縮でした。 夕食時にはスタッフの方が冷えたビールと白ワインを買って来てくださいました。

ビールも白ワインも湯吞みで頂きました。 グラスがここにはないようです。 いえ、いいんです、いいんです。 ここは居酒屋さんじゃないんですからね。 喉を潤すことができるだけで ありがたや、ありがたやです。 

それに朝から練習して移動し、コンサートを終えて軽い疲労を感じている時に、適量のアルコール飲料は、頭脳や身体を優しく慰めてくれます。


しかし、スタッフの皆さんは、忙しく立ち働いているのですから、買いに行ってくださり申し訳ないことでした。 自分でここへ来る途中のどこかで買うか、家の冷蔵庫から持ってくるべきでした。

お母さん方からお話が聞けたのも収穫でした。 第一に、合宿に子どもと参加出来たことに対して、とてもとても感謝されていることがわかりました。

大震災,原発事故から8年。 被爆に対する不安は、いつになっても消えることはなく、風化が進み保養合宿 (保養キャンプ) を行なう団体が少なくなってきていること、行われても、募集人数が少なくなってきていること、など不安そうにお話くださいました。

これからも保養キャンプには、支援を続けていかなければいけないと痛感し、まずは、富良野や南幌町など、身近なところから・・と思いました。

つづく。

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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