11月13日に土浦めぐみ教会で開催された、「森の学園」主催の東日本大震災チャリティコンサートのご報告ですが、このブログはその3回目です。
午前中のコンサートは子どもたちと、その保護者さんに。 「鳥の歌」、「カッチーニのアヴェマリア」、「愛の挨拶」などクラシック音楽の名曲を弾き、「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」、「となりのトトロ」、「散歩」など、ジブリ作品も弾きました。
子どもたちには東日本大震災の話もしました。 大震災で津波に襲われて行方が分からなくなったお母さんに・・「お母さん、どこにいるの。 もう2年になるよ。 早く帰って来てね。 待ってるからね。」
これは岩手県大槌町の山麓にある「風の電話」のボックス内に残された幼い子が書いた手紙です。 電話ボックス内には、どこにもつながらない受話器が置いてあります。 その受話器で話したことを、脇に置いてあるノートに書き込むのです。 津波の犠牲になったお母さんに宛てた手紙のことを子どもたちに話しました。
子どもたちは真剣な眼差しで聞いていました。
アンコール曲を弾き、終演になって退場しようとすると、それまで熱心に小生の演奏と話を聞いていた子どもたち20~30人が起立しました。 チャリティの主催者「森の学園」の近藤信子校長先生登場。 先生は、小生にその場に留まるようおっしゃいました。
起立した子どもたちは、小生に向かって歌を歌い始めました。 近藤先生が指揮をして。 清らかで美しい歌声! 平和を願う歌! なんと素晴らしいんだろう! 天使のようだ! 歌いながら近藤先生の指揮を見つめる子どもたちの目・目・目。 美しい天使の目。 小生は感動で涙目になって聴き惚れてしまいました。
これまでの長い人生の中で、これほどまでに美しく清らかな歌を聴いたことがありませんでした。 土浦にチェロを弾きに来て本当によかった!
子どもたち、ありがとう! 近藤先生、ありがとう!
つづく。
※ 3月11日に、札幌市内にある北海道演劇財団所有の小劇場「シアターZOO」で行われた「第464回 東日本大震災復興支援 無観客チャリティコンサート」の動画を配信中です。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660