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<大震災チャリティin土浦 その4 ”心にひっかかること”>

昨日更新したブログの続編です。

子どもたちの「天使の歌声」の感動が覚めやらぬ中、午後の部、チャリティ<467>の開演時間になりました。 300人収容可能の礼拝堂ですが、<467>ではコロナ感染を考慮して、入場者数を80名に限定し、入場無料で開催されました。

震災発生から10年。 一日も早い復興を願い、これまで支援コンサートを全国各地の17都道府県を訪れて行なってきましたが、今回初公演の土浦市は茨城県。 これで訪れた都道府県の数は18になりました。 茨城県は福島県のお隣だ。 それならコンサートの中のトークは被災地の復興状況のほか、原発事故関連の話もしないといけませんね。

そうなると、原発事故による放射性汚染土壌、汚染した草木などを詰めた袋、フレコンバッグの処理場、中間貯蔵施設、そして30年以内に福島県外に作る最終処分場についても避けて通れない話です。  また、それを話題にするなら、高レベル放射性廃棄物、核のゴミの処分場の決め方についても触れたくなります。

小生は原発反対ですが、演奏の合間に以下のような話をしました。 国は原発は絶対安全、事故は起きないと言って原発政策を国策として進めてきた。 でも事故は起きた。 事後処理の責務は国にあると思う。 だから、処分場をどこにするかについて、国は札束をちらつかせて、地方の財政難に苦しむ小さな町や村が手を挙げるのを待っているのではなくて、国の主導で調査をしたり、国が候補地にあげて、その地域の人々を説得をしたりして解決策を探るべきと思う。  

しかし・・ ここはコンサート会場です。 聴衆の中には原発賛成の方もおられるでしょうし、国の方針に賛同しておられる方もおられるでしょう。 音楽を楽しみにこられたその方たちに、不快な思いをさせてしまったかも知れない。  配慮が足りなかったかな・・この発言は。 自分の考えを率直に発信することは悪いことではなくても、時と場合を考慮しないといけなかったかな。 

ちょっぴり心に引っかかるものが残ってしまいました。

つづく。

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は501回を数え、震災後、東北には22回訪れ、被災地でのコンサートは111回に及ぶ。
(2024年3月現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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