8月3日に福島県各市から来道中の親子や、富良野チャリティウォークの人たちにもチェロを聴いてもらおうと訪れた、南富良野町の金山地区。
チェロを弾くだけでなく、地元の人がお話をたくさん聞かせてくださったのも楽しいことでした。
金山には、昔、金鉱があったそう。 現住所の空知郡南富良野町字金山は、そこから名付けられているのでしょう。
一獲千金を求める男たちが集まってきて その地は栄え、映画館、割烹旅館、居酒屋があり、芸者がいた大きな町でした。 しかし、現在はその地に人がほとんどいなくなりました。
キャンプ場で賑わう金山湖畔はダム建設のための人造湖。 その場所にはたくさんの集落がありましたが、立ち退きで集落は湖の底に。 なんとも寂しい気持ちになります。
富良野といえばラベンダー。 観光期間は1年のうち1ヵ月弱ですが、全国に知られた観光です。 昔はラベンダーから香料、油をとり、町の産業でしたが、外国から安い香料、油が入ってくるようになり、産業としては成り立たなくなって観光のみとなったそうです。
今日は 「福島の親子保養合宿」 の最終回。
小生、思い出の写真をご覧いただきましょう。
JR占冠駅前の日高町営バス停 相当年期が入っていますな。 バスは1日6本運行しているようです。
金山湖畔のキャンプ場 テント500張りのフリーサイト
金山湖 底にはたくさんの集落がありました。
金山湖スポーツ研修センター大会議室でコンサート 福島からの親子と保養合宿を主催した 「富良野チャリティウォーク実行委員会」 のスタッフの皆さん
暑くて暑くて。 大きな扇風機を2機回してもらって弾きました。
小生が弾く 「インドの虎狩」 を聴きながら、絵の具を使って思い思いに描く 「アート遊び」
コンサート会場となった大会議室の壁に、参加者の芸術作品を発表しました。
保養合宿を主催したチャリティウォーク実行委員会 委員長の宮田さんは、この日が誕生日。 子どもたちが作ったケーキで祝ってもらい嬉しそう。
福島のお母さん方からお話が聞けたのも収穫でした。 笑顔で迎えてくださったお母さんたち。 でも、その微笑みには一抹の寂しさがありました。 原発事故から8年数ヵ月が経ち、年月が経過しても、被ばくに対する不安なお気持ちがなくなることはないのでしょう。
保養キャンプの必要性を、社会全体がもっと理解してほしいと思いました。
《福島の親子保養合宿》 おわり
東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660
ご支援、よろしくお願い申し上げます。