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<大震災チャリティ動画第2弾 そのⅦ 最終回>

2月6日に更新したブログの続編です。

今日はまず、ピアソラの「ブエノスアイレスの四季より秋」についてです。 この曲のチェロのソロ用に編曲された楽譜が出版されているのかどうか知りません。 小生が調べたり、探したりした時はありませんでした。 しかし、ピアノトリオに編曲した版があったので、小生はそれをチェロソロ用に作り直して弾いています。

動画第2弾では「秋」だけを弾きましたが、コンサートで「四季全曲」を弾くと、「秋」が終ったところで必ず拍手が起こります。 それだけ聴衆の心に響く音楽なのでしょう。

「ブエノスアイレスの秋」が始まる時間は、1:03:22です。

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次に弾いたのは「カッチーニのアヴェマリア」です。 この曲を鳥居はゆきさんと初めて練習したのは、2012年9月、場所は何と岩手県大船渡市の仮設住宅の一室でした。 ピアノがないので、大船渡の社会福祉協議会の職員がクラビノーバを手配してくださったのですが、その楽器は壊れかけた古いもので、辛うじて音が出るようなものでした。 それでも鳥居さんは嫌な顔もせずに一生懸命練習してくださいました。 

その1年半前に起きた東日本大震災で、大船渡市内には仮設住宅が24ヵ所もありました。 鳥居さんと仕上げたこの曲を、あちこちの仮設集会所で弾いて仮設住民を励まし慰めているうちに、古いクラビノーバはとうとう音が鳴らなくなり、壊れてしまいました。

「カッチーニのアヴェマリア」が始まる時間は、1:08:45です。

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予約制のカフェレストランとセレクトショップ、「Lakura」の経営者としての仕事と、ピアノの練習に追われる中で、鳥居さんが歌のレッスンを受けているのを知ったのは、習い始めてからずっとあとのことでした。 彼女が歌う「いのちの歌」を初めて聴いたのは、4~5年前でしたでしょうか。 帯広市民文化会館小ホールでした。 モンゴルの弦楽器・馬頭琴の名手、嵯峨治彦さんがオブリガートを付けて鳥居さんの歌に寄り添い、心に迫る感動的な演奏でした。 動画で弾いているチェロの部分は、嵯峨さんにお願いして、馬頭琴で弾くオブリガートをチェロ用に書き換えていただいたものです。

この曲を鳥居さんに動画第1弾の最後で歌っていただいたところ、とても好評でしたので第2弾でも歌っていただきました。

「いのちの歌」が始まる時間は、1:13:16です。

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お振込み頂きありがとうございました。 皆さまのご厚情に心より感謝申し上げます。

<大震災チャリティ動画第2弾> おわり

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は500回を数え、震災後、東北には21回訪れ、被災地でのコンサートは105回に及ぶ。
(2024年1月現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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