昨日更新のブログに続いて、”リサイタル・ブログ” そのⅡです。
林絵里さんと市内のホテルで10数年ぶりに再会し、2人は練習場所の「Lakura」に向かいました。
到着すると、夕食もとらずに直行してくださった絵里さんのために、頼んでおいた弁当が届いていました。 大正4年に建てられた石倉を、そのまま利用した「きょうど料理亭・杉ノ目」の女将が届けてくださったのです。
杉ノ目の蔵の入口に竹キャンドル。 東日本大震災復興支援している花屋さんが作りました。 一つ500円で一部を支援金に。 3月11日まで飾るそうです。
軽めの夕食を済ませていた小生は、豆パン1個とノンアルコールビール2杯で絵里さんの夕食にお付き合いしたあと、リハーサルが始まりました。 プログラム順にやっていこうか・・と小生。 ニッコリ笑みを浮かべて頷く絵里さん。
先ずは鳥の歌。 次にベートーベンのチェロソナタ第5番、約20分のソナタを一気に弾き終えると、お互いに黙って頷き合い、シューマンの幻想小曲集へ。
シューマンが終わるとアンコール曲の練習に進みました。 フォーレの夢の後に、サンサーンスの白鳥、ピアソラのオブリビオンとリベルタンゴ、バッハのアリオーソ、カッチーニのアヴェマリア、アリオーソとアヴェマリアはその場で絵里さんに楽譜を渡しました。 初見で弾いた彼女の演奏は完璧でした。
お互いの意思疎通は音楽で。 どう弾きたいのか、どうやりたいのか。 お互い自分が主張しながらも相手の主張に耳を傾けながら弾く。 2人は風通しの良いパイプでつながっているようでした。 無言の会話。 リハーサルは短時間で終わりました。
帰宅したのは23時。 いつもなら床につき眠りに入っている時間です。 疲れたな。 いろいろあったから無理もない。 でも。 コロナ禍の中でもくじけずに最善を尽くしてきたんだ。 明日はきっと神様が微笑みで見守ってくれる。
つづく。
※ 東日本大震災復興支援チャリティコンサート動画を配信中です。
第1弾はこちらです。 ☞ https://youtu.be/gtQXuddBmTE
(2021年3月11日に北海道演劇財団所有の小劇場、「シアターZOO」で収録)
第2弾はこちらです。 ☞ https://youtu.be/FSd0R9MAYnc
(2021年11月8日にLAKURAで収録)
チェロ 土田英順 ピアノと歌 鳥居はゆき
東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660