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福島の子ども南幌キャンプ 3 <暑くてはじまらないコンサート>

8月5日、福島の子どもたちのための南幌キャンプへは、チェロを聴いて楽しんでもらおうと思って行ったのですが。

13:30頃到着。 コンサートは15:00頃からと聞いていました。 開け放したドアや窓からは風が入ってくるのに、それでも暑くてチェロをケースから出す気にもなれず、指ならしをする気にもなりませんでした。


北海道の夏。 異常な暑さです。

短パンで来ればよかった・・ と後悔し、ズボンとステテコを膝の上までまくり上げ、冷たい麦茶を飲みながら、南相馬市から避難して来られたご婦人と話し込んでしまいました。

箏も歌も上手な 「福島の子どもたちを南幌に招待する会会長」 の大西直子さんは、さすが彼女も奏者だけあって、演奏者の気持ちがわかる人。

《英順さん、暑いから開演を遅らせて16:00からにしましょうか》

いいなぁ、こういう融通が利く人って。 大好きです。

15:30から部屋の片隅で指ならしを始め、開演時間に演奏場所に出て見ると、こりゃ驚き!

子どもたちは並べられた椅子にキチンと腰掛けて、演奏が始まるのをお行儀よく待っていました。

” さぁ、みんな、ありがとね。 コンサート始めるよ。” 


朝早くから外で遊び、昼食後もまた外へ。 疲れた様子でもなく、眠そうでもなく元気いっぱいの子どもたちでした。

” ほら、チェロはヴァイオリンと同じ形をしているけど、ヴァイオリンより大きいだろ。 だからね、低い音がでるんだよ。 高い音も出るよ。”

小生は、最低音からドレミファを4オクターブ弾きました。


つづく。

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は500回を数え、震災後、東北には21回訪れ、被災地でのコンサートは105回に及ぶ。
(2024年1月現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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