福島の子ども南幌キャンプ 3 <暑くてはじまらないコンサート>
- 2019/08/17
- 09:15
8月5日、福島の子どもたちのための南幌キャンプへは、チェロを聴いて楽しんでもらおうと思って行ったのですが。
13:30頃到着。 コンサートは15:00頃からと聞いていました。 開け放したドアや窓からは風が入ってくるのに、それでも暑くてチェロをケースから出す気にもなれず、指ならしをする気にもなりませんでした。
北海道の夏。 異常な暑さです。
短パンで来ればよかった・・ と後悔し、ズボンとステテコを膝の上までまくり上げ、冷たい麦茶を飲みながら、南相馬市から避難して来られたご婦人と話し込んでしまいました。
箏も歌も上手な 「福島の子どもたちを南幌に招待する会会長」 の大西直子さんは、さすが彼女も奏者だけあって、演奏者の気持ちがわかる人。
《英順さん、暑いから開演を遅らせて16:00からにしましょうか》
いいなぁ、こういう融通が利く人って。 大好きです。
15:30から部屋の片隅で指ならしを始め、開演時間に演奏場所に出て見ると、こりゃ驚き!
子どもたちは並べられた椅子にキチンと腰掛けて、演奏が始まるのをお行儀よく待っていました。
” さぁ、みんな、ありがとね。 コンサート始めるよ。”
朝早くから外で遊び、昼食後もまた外へ。 疲れた様子でもなく、眠そうでもなく元気いっぱいの子どもたちでした。
” ほら、チェロはヴァイオリンと同じ形をしているけど、ヴァイオリンより大きいだろ。 だからね、低い音がでるんだよ。 高い音も出るよ。”
小生は、最低音からドレミファを4オクターブ弾きました。
つづく。