リサイタルは終わりました。 やっぱりバッハとベートーベンが難しいです。 シューマンのようなロマン派の音楽の方が、自然に音楽に入っていけますね。 しかし、林絵里さんが弾くベートーベンは素晴らしかった! 巨星の後期の難解な音楽を、彼女は隅々まで知っている。 シューマンも素晴らしかった! さすが、世界的なアンサンブルピアニスト、絵里ちゃん、ブラボー!
終わったけれど辛い練習に向き合う日々は続きます。 練習は辛く、冬のマイナス気温の中の散歩も、夏の暑い日の散歩も楽ではありませんが、体力維持のために欠かせません。
チェロに向き合うだけが練習ではなく、難しい箇所を乗り越えるにはどうしたらよいか、方法を考えることも練習のうちです。 しかし、それらを実行しても現状維持が精一杯。 半歩・一歩前進するのは大変なこと。 でも。 辛いからとそれから逃げた時はチェロ弾き人生が終わる時。
コンサートの翌日、どっと疲れが出て練習を休みました。 再開したのは5日目から。 これからの課題は無駄な力が入らないようにすること。 演奏中、音楽が高揚してくると当然ながら気分も高揚する。 気分が高揚すると、小生は身体のどこかに無駄な力が入る。 無駄な力が入るとそれが気になり集中力が欠ける・・ 集中力が欠けるからミスをする・・ 負の連鎖です。 この欠点を克服しないといけません。
克服するためには? はい、エンドピンの長さを5cm短くしてみました。 チェロを抱え込む感じになり、身体の動きが少し自由になるかもしれません。 靴の踵の高さも決めた方がよさそうだ。
再来年はデビュー65周年の年。 鳥居はゆきさんとオール ピアソラ プログラムで記念コンサートを開催する予定です。 でも、欠点を克服する課題があるのなら、自分を追い詰めるぐらいの厳しい目標を設定した方がよい。 高齢の身です。 残された時間は少ないのですが、もう少し頑張ってみよう。
6回にわたってお伝えしましたリサイタル ブログは今回で終わります。 ありがとうございました。
※ 東日本大震災復興支援チャリティコンサート動画を配信中です。
第1弾はこちらです。 ☞ https://youtu.be/gtQXuddBmTE
(2021年3月11日に北海道演劇財団所有の小劇場、「シアターZOO」で収録)
第2弾はこちらです。 ☞ https://youtu.be/FSd0R9MAYnc
(2021年11月8日にLAKURAで収録)
チェロ 土田英順 ピアノと歌 鳥居はゆき
東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660