1900年代後半、札幌交響楽団の首席フルート奏者として、またソリストとしても大活躍し、NHK交響楽団に移籍後は全国的にもご活躍された細川順三さん。 順ちゃんの愛称で親しまれた細川さんは現在はN響を退団し、ソロ活動や後進の指導で多忙な日々を送っておられることでしょう。
さっちゃんと呼ばれ、誰からも愛されている幸子令夫人はチェリスト。 札幌に滞在中は札響のゲストプレイヤーとしてオーケストラのコンサートに度々出演された傍ら、拙宅に教えを請いに来られていました。 練習熱心で吞み込みが早く、小生は教えることがなくなってしまい、藤原真理さんにお願いし、さっちゃんは藤原門下生となりました。
愛すべきご夫妻は、小生が東日本大震災の支援コンサート活動を行なっていることを知ると、2018年5月に、「東京・神奈川シリーズ」と題して東京2ヵ所、神奈川6ヵ所でチャリティコンサートを企画してくださいました。 1日に2公演の日もあり、ピアニストとのリハーサル日を含めて8日間で8回のコンサートシリーズでしたが、募金箱には¥1,244,095のご厚情が寄せられました。
さっちゃんは、度々お弟子さんたちと非公開でコンサートを行い、お弟子さんからお預かりした募金を「じいたん子ども基金」に何度もご寄付くださいましたし、また最近、順ちゃんは自主公演でコンサートを開催し、2時間のコンサートの中で、小生の支援活動をお集まりくださった方々に伝えて募金をお願いし、集まったお金、6万円を「じいたん子ども基金」にお振込みくださいました。
「東京・神奈川シリーズ」以後、一度もお会いする機会がありませんが、恵まれない子どもたちや、震災で被災し困っている人たちに対して心を寄せ、手を差し伸べる思いはお互いに変わることはありません。
順ちゃん、さっちゃん、いつもありがとう。 健康に気を付けて活動を続けてね。 おれももう少し頑張ってみるよ。
東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660