<大震災チャリティ<471> 後日談>
- 2022/06/28
- 21:39
「北広島団地地域サポートセンター ”ともに” 」で、東日本大震災復興支援チャリティコンサート<471>が行われた翌日、主催者のN氏から電話がありました。


会場でCDを購入されたご婦人からN氏に電話があり、帰宅して聴いて見ると音が出ない・・CDが空っぽだとおっしゃっているそうです。 お返しするので他のCDと取り替えてほしいとのことでした。
小生は原因がすぐわかりました。 その方は、お買い上げになった小生の「デビュー60周年記念コンサート」のDVDを、CDプレイヤーで聴こうとされたのでしょう。
そのご婦人はクラシック音楽が好きで、チェロの曲ではサンサーンスの「白鳥」が特に好きとのことでした。 小生は、DVDは返品しなくてよい・・ 将来、プレイヤーを買うことがあったら、その時に視聴すればよい・・ ご婦人がお好きな白鳥のほか、その日に弾いたカッチーニのアヴェマリアやグノーのアヴェマリアが収録されている、鳥居はゆきさんのピアノで録音したCD、「祈り」をプレゼントする・・
お差し支えなければ住所とお名前をお知らせください・・
N氏から折り返し電話があり、ご婦人の住所氏名をお知らせくださったので、小生は短い手紙を添えてCD「祈り」を郵便局へ持って行きました。
その日は木曜日。 北広島市は札幌市のお隣だし、郵便局へ持って行ったのは14:30頃。 当然、翌日の金曜日に届くと思いましたが、局員さんに確かめると翌日は配達がない・・ その次の日は土曜、日曜になるから到着は月曜日になると。
随分のんびりした仕事ぶりだなぁ、配達員が足りないと聞いたことがありましたが、やっぱりでした。
月曜日。 スマホが鳴りました。 CDを送ったIさんからでした。
「土田先生! 今、外出から帰宅したらCDが届いていました。 大好きな白鳥やアヴェマリアが入っていて、もう嬉しくて嬉しくて。 先生、85歳でしょ? 私も85歳です。 お礼のお手紙します。 その前に電話で・・ ありがとうございました。」 Iさんは大喜びで興奮気味でした。
その2日後、今度は主催者のN氏からメールが着信しました。
「今日、ボランティアで”ともに” (チャリティコンサート会場)へ行きましたら、例のIさんが私のところへ寄ってきて、”これが英順先生からプレゼントされたCDです” と、大喜びして見せて頂きました。 私も主催者としてこんな嬉しいことはありません。・・・」
そして、神対応とはこういう事なんだと学ばせていただきました・・ だそうです。
そんなそんな。 神対応だなんて。 コンサートの感激をもう一度・・と、CDを再生しようとしたら、購入したのはDVDで音が出なかった。 さぞやがっかりしただろうと思ってCDを送ってあげただけ。
何であれ人が喜ぶことをすると小生も嬉しくなります。 プレゼントしてよかったな。
こちらもよろしくお願い致します。