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<帯広でチェロコンサート>

7月29日(金)の夜、「帯広音楽鑑賞協会」主催のコンサートが、帯広市内の「十勝プラザ」の大集会室で行われました。 帯広音鑑は歴史ある音楽主催団体で、今回のコンサートが何と656回目。 小生が出演したのは今回が5回目になります。 会員のアンケート調査で、小生のコンサート希望数は上位に入っているそうです。

※ 「十勝プラザ」のロビー。 広い吹き抜け部分が壮観です。

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小生にとって、帯広は札幌に次いで、北海道では2番目にコンサートが多い都市。 全国的にも有名な六花亭製菓主催の室内楽コンサート、「デセール コンサート」は第1回から出演し、確か70回ぐらいで幕を閉じるまで毎回出演しましたし、市民の有志が主催し、毎年夏に開かれた「ひろびろ音楽祭」は10年間、その後、元日の午後に開催された「ニューイヤーコンサート」も10年連続で出演させていただきました。

第1回目の「デセール コンサート」は、確か小生40歳代の中頃でしたから、帯広の音楽愛好家とのお付き合いは、かれこれ40年になります。 東京生まれの東京育ちの小生ですが、札幌が第二の故郷なら、帯広は第三の故郷です。

公演日の前日、拙宅最寄りのJR石勝線、新札幌駅から帯広へ向かいました。 ケースに入れた状態のチェロは9kg以上。 重さは変わらないはずなのに、持つたびに重さが身体にこたえるのは、加齢で体力が落ちているからなのでしょう。 時間には余裕をもって行動し、疲れたらチェロを置いて少し休む・・・ 移動は楽ではないけれど、高齢になってもチェロが弾ける幸せをかみしめ、コンサートをやりませんか・・と、お声がけいただける有難さに感謝し、頑張れ・・頑張れ・・と、自らを励ましながらの移動です。

新札幌駅を発車して約2時間半後、18:40頃帯広到着。 改札口で孝行娘と高校1年生の孫娘が出迎えてくれました。 横浜在住の2人は、羽田→帯広直行便で、小生より先に帯広入りしていたのです。

パパ、チェロ持つよ・・と、孝行娘。 じいたん、ショルダーバッグ持ってあげる・・は、孫娘。 家族のほのぼのとした愛を感じます。 3人は小生の帯広の常宿、駅前の「ふくいホテル」に向かいました。

つづく。

           東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

(2012年12月10日)

【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

                               北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660  

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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