北海道立 野幌森林公園は拙宅のすぐ裏側にあり、冬季に積雪で閉鎖になる時期を除いて、小生が散策で訪れる広大な森林公園です。
※ 森林公園を背にして撮りました。 小生の家は、この通りの左側にあります。 この通りを20~25分ぐらい歩くと、JR函館本線の「森林公園駅」があります。
生息する生き物も様々で、野鳥の種類は渡り鳥を含めて100種類以上いるそうですし、キタキツネや蛇も。 1mぐらいの薄茶色の蛇が、散歩道で鎌首をもたげ、微動だにせず、枯れ木の枝そっくりに化けて身を守っているのに出会うと、それが蛇だと気が付いた時は、気持ちが悪くてビックリします。 枯れ枝に化けた蛇の脇をそっと通り抜けて、10mぐらい行って振り返ると、蛇は変身の術を解き、にょろにょろ動いて茂みの中へ身を隠しました。
先日は、2日続けてエゾシカの親子に出会いました。 日本列島は、70%が山だそうですが、札幌にも標高1023mの手稲山や、標高531mの藻岩山などの山があるので、冬になって山に餌が不足すると、餌を求めて熊やキタキツネ、エゾシカなどが住宅地に現れることがあります。
数年前、野幌森林公園にも熊が1頭確認され、公園は事故防止のため一時期閉鎖になりました。 しばらくして閉鎖は解除されたので、おそらく麻酔銃か箱罠で捕獲して山へ帰したのでしょう。
キタキツネは、拙宅近くでも出会うことがあるので、森林公園内で出会っても驚きませんが、エゾシカがこの公園で生息しているとは知りませんでしたし、40年近くも森林公園を散策して1度も出会ったことがなかったので、目の前にエゾシカの親子5頭が現れた時は本当にビックリしました。
※ 目の前の鹿の親子。 もう1頭は右側にいたのですが写りませんでした。 それはそれは可愛いです。
※ 15秒ぐらい小生をじっと見ていましたが、怪しいヤツだと思ったのでしょう。 一目散に逃げ出しました。 逃げ足の速いこと。
昔は、北の大地に狼がたくさんいて、鹿にとっては天敵でも、それによって生息数のバランスがとれていたのが、狼は野生の鹿を捕食するだけでなく、家畜を襲って農家に被害が出るため、大量に駆除されたと聞いています。
それで鹿が増えすぎて農家の畑を荒らすようになり、可愛くても鹿は厄介者になりました。 なかなかうまくいかないものですね。
ここ数日は鹿と出会いがありませんが、原生林の中を親子で歩き回っているのでしょう。 ここでの天敵はキタキツネでしょうか。 小鹿が狙われそうです。
※ 自然のままの原生林。 奥には何がいるのかわからないので、怖くて入っていけません。
バンビ君、今日はいるかな・・・ 出会うかな・・・ と期待しながら散策に出かけるのも楽しみでいいものですよ。
東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
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