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<札幌ユネスコ協会 初のチャリティコンサート>

8月20日(土)の夜、札幌ユネスコ協会主催のチャリティコンサートが、札幌市内の中島公園内にある、明治時代初期に建設された西洋館、「豊平館」で開催されました。

小生、4月に札幌ユネスコ協会の広報大使に就任しましたが、コロナ感染が続くので支援活動が思うようにできず、何とかしてもう少しお役に立てないものかと思案している最中でした。

ユネスコ会員のご婦人と話し合い、コンサートが決まった時は嬉しかったです。 コロナ禍で延期や中止になったり、例年あったコンサートがなくなったり、小生のコンサートはめっきり少なくなってしまいました。 これじゃ陸に上がった河童のようです。

そんな時、新たに開催が決まったユネスコ協会のコンサート。 捕らぬ狸の皮算用・・みたいですが、収益は全額、ユネスコの「東日本大震災こども支援」に送金することを話し合って決めました。

募金額の目標などは考えず、スタッフも演奏する側も、できることを一生懸命やればよいのですが、少ないよりは多い方がよい。 必要経費ができるだけ少なくなるように、会場は使用料が安い豊平館にし、使用時間は17:00から。 撤収時間は21:00。 リハーサルもそこそこにして、いざ本番・・となりました。

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ピアニストは矢崎有佳さん。 彼女とは先月、帯広でチェロコンサートをやったし、曲目も帯広の時と同じにしてよかったです。 作戦勝ちですね。

この日、雨は上がりましたが、豊平館にはエアコンがなく、館内はムシムシした不快指数の高い状態でしたので、小生は下着を脱いでシャツ一枚で弾きました。

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プログラムは一部がクラシックの名曲、二部は映画音楽やミュージカルなどポピュラーの名曲。 

18:30に始まったコンサートは20:20にオシマイ。 もっとアンコール曲をやりたかったけど、撤収時間が決まっているし、撤収作業もやらなきゃならないからです。

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スタッフの皆さんはユネスコの会員で、ご婦人ばかり10名ぐらい。 ホントにホント、皆さん働いてくださいました。 チェロが演奏時に使う山台を、収納スペースから数人で運んでくれたり、客席の椅子を丁寧に並べ替えたり。 すごいなぁ、ウーマンパワー。 脱帽です。

終演後は、そのご婦人方と会場近くのホテルのナイトクラブで、深夜まで料理を堪能しながら語り合いました。 マスクをつけたり外したりしながら。

豊平館のルールで、会場にはスタッフを含めて80名までの入場制限あり。 チケットは79枚売ってしまい、オーバーしたスタッフは会場の外で聴いたようです。(入場者74名)

チケット収入:¥158,000 会場費、ピアノ調律代、印刷費など必要経費を引いた額:¥95,910

募金箱に:¥91,500

小生のDVDと自著の売上:¥40,000 

合計寄附金額:\227,410

☆☆ 暖かな空気に包まれたコンサートでした。 上記のユネスコへのご寄付のほか、「じいたん子ども基金」へのご寄付が7件、小生の支援活動費に5件のご寄付がありました。 詳細は月末の「収支報告8月分」でご報告いたします。 多くの人が支えてくださっている・・ 感動の夜でした。

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札幌ユネスコ協会会員の皆さま、ありがとうございました。 お疲れがでませんように、くれぐれもご自愛ください。

           東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

(2012年12月10日)

【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

                               北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660

コメント

お疲れさまでした

土田様
先日は、素敵なコンサートをありがとうございました。
皆さん喜んでくださいました。
湿度が高くて演奏者にはちょっときつかったですね。本当にお疲れさまでした。
今朝の北海道新聞にも掲載されていましたね。
今後とも「札幌ユネスコ広報大使」よろしくお願いします。

感謝・感謝・感謝

たくさんお世話になり、ありがとうございました。 会場予約から始まり、コンサートで最初の音が出るまで、スタッフの皆さんは、どんなにたくさんの仕事をなさったことでしょう。
煩雑な受付業務も完璧でしたね。 すごいなぁ、ウーマンパワー! 僕はただチェロを弾いただけ。 申し訳ない思いです。

終演後、打ち上げ交流会場に移動、帰りのタクシーに乗るまでチェロを持ってくださったLadyにも感謝! 9,2kg、重かっただろうなぁ。 肩、腰に痛みがでませんように。 スタッフの皆さんに只々感謝・感謝・感謝です。 
 

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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