2011年3月11日に起きた東日本大震災。 小生は、その18日後の3月29日に、札幌市内で第1回の復興支援チャリティコンサートを行い、今日までコツコツと続けて11年。 震災翌年の2012年12月10日には、「じいたん子ども基金」を開設し、皆さまに支えられながら、様々な支援を続けてきました。 そのひとつが日本ユネスコ協会連盟の「東日本大震災子ども支援」への寄付です。
ユネスコの「東日本大震災子ども支援」には「就学支援奨学金」と「復興育英基金」の二種ありますが、
奨学金給付人数と給付額はどのぐらいなのか、昨年度の事業成果を ご報告させていただきます。
① 「東日本大震災子ども支援・ユネスコ協会就学支援奨学金(中学3年生から高校2年生までの3年間 月額2万円 返済不要)」2021年度事業成果。
☆☆ 給付人数:269名。 2011年度からの累計給付人数:3555名。(2020年度は508名。)
☆☆ 奨学金給付額:6456万円。 2011年度からの累計給付額:24億7317万円。 (2020年度は1億2228万円。)
② 「東日本大震災子ども支援・MUFG・ユネスコ協会 東日本大震災復興育英基金(親を亡くした子ども、小学校から高校卒業までの12年間 月額2万円 返済不要・・2014年小学校入学児童まで)」2021年度事業成果。
☆☆ 給付人数:275名。 2011年度からの累計給付人数:1486名。(2020年度は383名。)
☆☆ 奨学金給付額:6576万円。 2011年度からの累計給付額:22億3066万円。(2020年度は8706万円。)
☆☆ 高校を卒業した奨学生のそれから。
ユネスコ協会就学支援奨学金は、被災地の子どもたちの高校進学を支える奨学金です。 10年前に支援した中学生は、すでに社会人の年齢に。 そこで昨年、震災10年を機に、以前の奨学生の皆さんに、その後の進路についてアンケートで尋ねました。 任意でいただいた回答からは、大学進学や就職など新たなステップへと踏み出しているようすが伺えます。
2011~2018年度に支援した奨学生の高校卒業後の進路。(回答数588人。 アンケート時点で高校卒業前の場合、希望進学を含みます。)
大学41,8% 短大4,3% 専門学校23,5% 就職27% その他3,4%
奨学生アンケートより。
《震災はとてもつらくて悲しい出来事ではありますが、私は気仙沼が大好きなので、気仙沼での就職を選びました。 当時のことを忘れないよう、でも、明るく前を向いて生きていこうと思います。 (2016年度採用奨学生)》
そして・・・
🌄🌄 ユネスコの新しい活動がはじまりました!! 「災害子ども教育支援」!!
※ 地震国日本、災害国日本。 災害はいつかまたやってくる・・ その時、子どもたちが進学を諦めたりしなくても済むよう備えを。
「じいたん子ども基金」は、「災害子ども教育支援」にもお手伝いをさせていただきます。 ご支援をよろしくお願い申し上げます。
🌄 このブログは、「公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟 2021、4,1ー2022、3,31 ANNUAL REPORT」から引用させていただきました。
東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660