来月の今頃は北海道の東、網走市、知床斜里町、羅臼町への演奏旅行の予定です。 4泊5日5公演、久しぶりの演奏の旅。 昨年12月の網走公演以来です。
また、年が明けて1月には、つくば市の友からお声がけをいただき、「土浦めぐみ教会」でチャリティコンサートができるのも嬉しいです。 昨年に続いて2度目の訪問です。
コロナの感染状況にもよりますが、土浦まで行くのですから、その後はJR常磐線で北上し、「じいたんドーム」がある宮城県山元町へも行ってみようと思います。 茨城県から福島県に入り、大熊町、双葉町、原発の横を通過して、宮城県に入ればすぐに山元町です。
※ 毎年恒例の東日本大震災追悼行事。 山元町、2022年3月11日。
皆さまのご支援で完成した「じいたんドーム」や、「みんなのとしょかん」、「絵本館」、子どもたちのために遊具を設置したミニ公園、水洗トイレ家屋など、どうなっているか見てみたいです。 きっとみんなで大切に使ってくれているでしょう。
「じいたんドーム」は、震災で何もかも失ってしまった町の人たちのために、「仮設集会所」のつもりで建設のお手伝いをさせていただきましたが、彼らは完成した2年後に水道を引き、プロパンガスのボンベを設置し、今も大切に使ってくださっていて、「仮設」ではなく、誰でも自由に使える実用的な「震災モニュメント」でもあるのです。
チェロが弾けるからこういう活動ができる。 チェロ弾きになって本当によかった。 それと活動に耐え得る身体。 丈夫な身体に産み育ててくれた両親に大感謝です。 丈夫な身体といっても高齢の身。 8週間に1度病院で検査を受け、薬を服用しながらの活動です。 旅に出る時はショルダーバッグに薬を忍ばせます。 日数分9種類も。
そんな身体でも練習に打ち込んでいる時、何もかも忘れて音楽の中に入り込んでいる時、これぞ至福の時なのでしょう。 コンサートで演奏に没頭し、聴衆の存在が頭の中からなくなる時があります。 曲が終わって拍手で我に返る。 こういう時はきっと良い演奏をしているんだと思います。
しかし・・・ なんということでしょう。 近年の世の中、不快な雑音が多いですね。 所用があって友にメールを送信しましたが、末尾でついつい愚痴ってしまいました。
「年を取って頑固になったせいか、腹が立つ不快なニュースが多く、ストレスを感じることが多くて困ります。」
友からすぐに返信がありました。
《本当に噓と欺瞞が横行する世の中に、希望を失わないでいることは大変ですね。 頑張りましょう!》
東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660