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<ホームで復活ライブ はっちゃん>

腱板断裂のため両肩の手術を受け、入院期間を含めて、およそ10ヵ月間の療養生活を送っていた鳥居はゆきさん。 「はっちゃん」の愛称で誰からも愛される彼女は、病が癒えてピアノを弾き、歌を歌って活動を再開しました。

10月30日には、ご自身が経営する店、「Lakura」でのライブを行いました。 ホームでの復活ライブでした。

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花を添えた共演者は、尾崎豊さんの専属ギタリストだった江口正祥さん。 「復活ライブ」では江口さんのギターソロで幕を開け、聴衆を魅了しました。

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客席にはピアノ調律師の山口さん、両肩の手術をした お医者さんのお姿も。 第2部で江口さんは、ギターを楽しむ若い女性たちや、ピアノ調律師、山口さんとの共演も行いました。

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はっちゃんが長年使っていたピアノは修理が必要になり、調律師に修理を依頼しました。 すると修理不可能、新しいピアノに買い替えるよう勧められました。 愛着のあるピアノ。 諦めきれない彼女は別の調律師に相談しましたが同じ返答でした。

それでも諦めきれないはっちゃんが次に相談したのが山口さん。 彼は部品を調達し、日数をかけて丁寧に修理し、ピアノは見事に復活したのです。 もちろんこの日使われたのもそのピアノです。

小生が東日本大震災復興支援チャリティを継続していることを知った山口さんは、チャリティコンサートで調律・調整代を一切受け取らないばかりか、「じいたん子ども基金」の銀行口座にも寄付をしてくださいました。

第3部で歌う はっちゃん。

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瞳はダイアモンド/松田聖子
守ってあげたい/松任谷由美
シルエット・ロマンス/大橋純子、など5曲を歌い、次は弾き語り・・
オリビアを聴きながら/杏里
story/Alなど3曲。

祝福に駆けつけてくれた方々の前でピアノを弾き、歌も歌ったはっちゃん。 幸せ感いっぱいだったことでしょう。 幸せは はっちゃん自ら引き寄せたもの。 人の心の痛みがわかる人。 困っている人に寄り添う優しい心。 そんなはっちゃんに人々は魅力を感じ、集まってくるのです。

はっちゃん、おめでとう! みんなに祝福されてよかったね!

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※ 小生は明日から道東へ4泊5日5公演の演奏の旅に出ます。 パソコンは家に置いていきます。 旅のご報告は帰ってきてからさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 

            東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

(2012年12月10日)

【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

                               北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660   

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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