羅臼小学校の多目的ホールで「道東チェロの旅 最終公演」、5公演目が終わって、旅館にチェックインしたのは17:00を回っていました。 打ち上げ交流会は18:00から。 5分前に石川さんが来てくださり、2人で近くの寿司屋さんへ歩いて行きました。
出席者はユネスコ協会の会員さんが5名。 テーブルは羅臼産の新鮮な魚介類で賑わいます。 茹でた最高級魚、メンメ(キンキとも言う)登場! 深海魚で、なかなか獲れないので、ロシアとの領海線ギリギリのところまで行って獲ってくるそう。
ん? 一匹だけ? 高価なので小生だけに注文したんだそう。 えっ、そりゃないよ。 オレも食べるからみんなで一緒につつきましょう。 というわけで、皆で少しずつつついて食べました。 白身のメンメは脂がのって身が柔らかく、すごくうまいですな。
※ 刺身盛り合わせも新鮮な魚介類。 酒の誘惑に耐えて、ノンアルコールビールを飲みました。
羅臼のユネスコ協会の皆さん、常識的でお話は面白く楽しく、3時間でも4時間でも時間がすぐに経ちそうでした。 しかし、小生は心臓に疾患がある身。 心房細動が騒ぎ出したら困ります。 幹事さんの石川さんのご配慮と皆さんの協力で、18:00に始まった交流会は19:30にお開きとなりました。
翌朝、石川さんは中標津空港まで送ってくださいました。 羅臼から中標津空港までは1時間15分。 お世話になるなぁ。 途中、観光を少し。 「標津町歴史民俗資料館」に寄って見学しました。
※ アイヌ民族が使っていた土器。 明治から大正時代のもの。
※ 漁に使った丸木舟。
※ 鮭の皮で作った靴。
※ 次に立ち寄った、同じ標津町内のサーモン館のレストランでフランス料理を御馳走になり、斜里でも羅臼でもお世話になりっぱなしです。
空港に着くと、「お見送りに来ました。」と言って待っていてくれたのは、別海町にお住まいの窪田順子さん。 数年前、中学生だった窪田初音さんに伴奏をしてもらったことがありましたが、順子さんは初音さんのお母さん。 初音さんは札幌の高校を卒業してワシントン州の大学に留学したそうです。
別れ際、「じいたん、これ。」 彼女が笑みを浮かべて差し出した封筒には、「じいたん子ども基金」に\3,000と活動費に¥5,000が入っていました。 優しいお気持ちに泣けてくるな・・・
知床ユネスコ協会に招かれて訪れた斜里と羅臼。 新たなる出会いは素晴らしかったです。 斜里の川村さんも、羅臼の石川さんも、また来年・・考えようって言ってくださいました。
※ お土産にいただいた昆布で作った「羅臼花」
家を出て帰宅するまでの6日間。 多くの方々のご親切に接し、人々の温かさを痛感しました。
新千歳空港到着。 ANAの到着ロビーからタクシー乗場までは、空港の端から端まで歩かねばなりません。 チェロとショルダーバッグ13kgの重量が身体にのしかかり背筋が痛みます。 途中、椅子に腰を下ろして少し休み、また歩き、また休み、ようやくタクシー乗場に着き家路につきました。
チェロの旅 おわり
東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660