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<冬の旅>

「冬の旅」・・シューベルトの三大歌曲集のひとつ、「冬の旅」の話ではありません。 小生の「冬のチェロの旅」、体験談です。 

2016年12月、小生、79歳の時。 北海道内は函館と札幌、本州に渡り3県で12泊13日12公演の演奏旅行がありました。 道内公演と合わせて月に14回。 被災地の小中学校6校でスクールコンサート、保育園1ヵ所のほかは東日本大震災復興支援チャリティコンサートでした。 

出発は12月10日。 この日は移動だけでしたが、新千歳空港で待つこと3時間。 搭乗予定の新千歳空港→花巻空港便は雪のため欠航になりました。

翌日は大船渡で14:00開演のコンサートでした。 翌朝の1便でも間に合わないし、陸の移動に変更するしかありません。 

新千歳空港からJRで函館へ行って1泊し、翌朝、函館から函館北斗へタクシーで行き、6:00発の新幹線で新花巻へ。 新花巻からJR釜石線で釜石へ。 釜石から三陸鉄道南リアス線で大船渡の盛へ。 盛駅に着いたのはちょうど12:00でした。 会場到着後、30分練習して予定通り14:00に開演することができました。

翌日からも移動をしながら毎日チェロを弾きましたが、最終公演は12月21日、福島県伊達市霊山町掛田地区での大震災チャリティ<341>でした。

その翌日は帰宅の日。 福島市内のホテルから仙台空港へ行くと、札幌便は新千歳空港が雪で着陸ができず全便欠航になりました。 またか、行きも帰りも全便欠航。 何と不運なんだろう。

仙台に1泊して翌日の便で・・と思いましたが、その時すでに翌日の札幌便は全便満席でした。 仕方なく新幹線で函館へ行って1泊し、翌朝JRで帰ることにしました。

明日につづく。

         東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

                  (2012年12月10日)

【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

                               北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660   

               

          

                            

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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